プロジェクト初日の12月13日に、野澤コレクションを使った蓄音機コンサートを開催しました。


当館では2015年1月から野澤コレクションのSPレコードと蓄音機で10回以上のコンサートを開催してきました。13日に開催したコンサートは、ロームミュージックファンデーションから助成をいただいて行っているシリーズコンサートで、その第8回になります。


選曲と解説はヴァイオリニストの澤和樹学長、ゲストにイ・ムジチのメンバーだったフェデリコ・アゴスティーニ招聘教授という豪華メンバーです。


会場は音楽学部校舎内の第6ホールです。蓄音機コンサートにはちょっと大きいのですが、響きも雰囲気も良いホールです。


プログラムは野澤コレクションの中核をなすヴァイオリンの特集で、ヤン・クーベリック、ブロニスラフ・フーベルマン、ヨーゼフ・シゲティ、ジョコンダ・デ・ヴィートのレコードを数曲ずつかけました。曲はもちろん素晴らしいですし、先生方の語る演奏者のエピソードや音楽的、技術的な見解もとても興味深く、楽しいものでした。


蓄音機でSPレコードを聴くと、演奏者がそこにいるような不思議なリアリティがあります。そのせいか、「レコードを聴いている」のに、1曲が終わるごとに観客の皆さんから拍手が起こりました。1面(約5分)ごとにゼンマイを巻き直し、針を交換する。そうした手間をかける分、流れてくる音楽を大切に聴いているような気がします。

 

今年度の蓄音機コンサートはこれで予定分を終了しました。4回のコンサートを開催し、527名ものお客様にお越しいただきました。今、来年度のコンサートの日程調整をしています。たくさんの方に来ていただけるよう、魅力的なプログラムにしたいと思っています。

 

 

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