7月9日(日)に、東京文化会館小ホールで開催された「クロイツァー記念会 第41回例会 クロイツァー賞受賞者による演奏会」の開演前ロビーで、ミニ蓄音機コンサート「蓄音機で聴くレオニード・クロイツァー」を開催しました。

 

当日は見事な晴天で、それはもう暑い日になりました。コンサート開始は14時ですが、11時に蓄音機を抱えて会場入りです。


藝大から東京文化会館までは歩いて6~7分ほどですが、さすがに蓄音機を台車に乗せて上野公園をつっきるのは危険なので、タクシーに蓄音機2台、卓上型コロンピアとラッパ型のニッポノホンを乗せて向かいます。

 

途中、なぜかタクシーが東京文化財研究所(上野公園内)に行ってしまったり(「東京」と「文化」はあってるけど!!)、レコード針を荷物に入れるのを忘れていて取りに戻ったり(近くて良かった!)と、ビミョーなミスが続きますが、これもきっと暑さのせい!

 

小ホールロビーには、第九などで合唱団が座る木の椅子で観客席が作られて良い感じです。しかしこのロビー、蓄音機コンサートを開催した場所としては過去最大の空間です。今回は初めての試みということで、いつもコンサートで使用している大型のクレデンザではなく卓上型コロンビアを使用するので、音量的にちょっぴり不安があります。でも音量がありすぎると、文化会館の構造上、大ホールのロビーやエントランスロビーに音が行ってしまいます。「前川圀男はロビーを共通の空間とすることで一つの建物として統合し・・・」などと思わず思考を飛ばしてみても、ロビーのサイズも蓄音機のサイズも変わりません。レコードをかけて音を確認していると、出演者さんや関係者さん、スタッフさん達が興味深そうに見て行かれます。

 

そうこうしているうちに開場時間がやってきて、お客様たちが、だんだん蓄音機の前に集まって来られます。
13時20分の開始直前、私から蓄音機の紹介を、そして植田克己先生による挨拶と解説でミニコンサート開始です。

 

Chopin: Waltz in E minor, op. posth.
Polydor(ドイツ)90034
発売年: 1928年

 

Chopin: Mazurka No. 25 in B minor, Op. 33- 4
Polydor(ドイツ)90034
発売年: 1928年

 

Liszt :  La Campanella
Columbia(日本)S1007
発売年: 1937年

 

Rachmaninoff: Prelude in C-sharp minor, op. 3-2
Columbia(日本)J5594
発売年: 1938年

 

Chopin: Etude in G-flat major, “Black Keys”, op. 10-5
Polydor(日本)30018 [1324bk]
録音年: 1927年頃 発売年: 1928年

レーベル記載はないが「蝶々」もあわせて収録

 

ロビーというコンサート向きでない空間で、20分という短い時間ですが、レオニード・クロイツァーの奏でる音楽を、楽しんでいただけたのではないかと思います。

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