こんにちは!ジェンダーイコール代表理事 田渕恵梨子です。

 

本日の「国際女性デー」を記念して、田渕のハッピーシェアボードに込めた想いを語ります。

 

私は当団体の運営のほか、フリーで不動産関連とイベント関連、IT関連の仕事をするパラレルワーカーです。


7歳と5歳、2人の息子がいます。毎日ドタバタ劇を繰り広げています。

 

我が家は「交代制ワンオペ」を導入していて、平日は1日ずつ夫と交代で丸1日ワンオペ担当になる方法を取っています。


私が週3日、夫が週2日。


子どもたちの朝の支度から夜のお迎え、夕食、入浴、寝かしつけ、食器洗いまで全てその日のワンオペ担当者の仕事になります。

 

以前は夫が朝担当、私が夜担当といった取り決めにしていましたがこの方法だと私が夜に予定を入れることができませんでした。
どうしても予定が入る時だけ、夫にお伺いを立てて交代してもらっていました。

 

今回は「夜に自由な時間を持つ」ことの重要性と、我が家が「交代制ワンオペ」の導入にたどり着いた経緯についてお話したいと思います。

 

■「夜に自由な時間を持つ」ことの重要性

 

私は「夜に自由な時間を持つ」ということは非常に重要なことだと思っています。

会食やセミナーに参加など、キャリアアップに欠かせないイベントがたくさんあります。資格試験の勉強などの自己啓発に充てることもできます。

 

最近は朝活が流行っていて、丸の内朝大学やモーニングヨガなど、東京では、朝に自己啓発をする機会が格段に増えていますが、キャリアアップという目線で考えると、チャンスの数は断然夜に軍配が上がると思っています。


食事で例えると、モーニングとディナーどちらがゆったりした気持ちを持てるかというと、やはりディナーと答える人が多いと思います。要はそれと同じです。


自分を含め、関わる人々の気分のゆとりが朝と夜とでは全く違うのです。
ゆとりのある状況で人と接した方が、より豊かな人間関係を築けると思います。

 

■夜担当が不利な理由

 

朝担当、夜担当を固定化してしまうと、夜担当の方が絶対に不利です。

 

朝担当の場合、「子どもたちの送り」がゴールになります。


ゴールに向けて余裕を持って作業できるかどうかは、何時に起きるかで決まってきます。遅く起きればもちろんバタバタするでしょうけど、余裕を持ちたければ早く起きることで解決します。

朝担当が余裕を作れるかどうかは本人次第なのです。

さらに朝担当にはメリットがあります。朝の任務が終わった時点でその日1日の家事育児は解放されてしまうのです。最高ですね。

 

対して夜担当。
夜担当は2つのゴールを設定する必要があります。


「お迎えまでに仕事を終わらせる」ゴールと「寝かしつけ」のゴールです。

 

どんなに緊急の仕事が入っても、お迎えの任務は絶対です。
朝仕事をスタートさせた時から常にお迎えを意識して仕事に取り組む必要があります。
慣れるとある程度要領よく仕事をこなせるようにはなりますが、毎日順調に進めることは難しく、どうしても急な残業が発生してしまうことはあると思います。
重要なポジションになるにつれて、トラブル対応は避けられません。

仕事で緊急トラブルに遭遇した時、夜担当はもれなく「お迎えどうしよう」というさらに頭を悩ませるオマケがついてくるのです。

 

こうして朝と夜で担当が固定化されている状況下で、年収を比較されることはアンフェア以外何者でもありません。

 

私はこのことが腑に落ちずモヤモヤ感が続いたまま何年も過ごしてきました。

 

■離婚の危機!?

 

ある日、とうとう夫と大ゲンカになりました。


いつも不満をぶつける私に対して夫も我慢の限界だったようです。
私も抱えていたイライラをぶちまけました。

 

朝担当と夜担当の家事育児の不平等さを叫びましたが、私がいくら訴えても相手は体験しないと理解しないのです。


どうしても許せなくて本気で離婚を考えて提案したところ、夫からまさかの妥協案が飛び出しました。


「週2回はお迎えにいく」という案です。


正直、それができるなら早く言えよと思いましたが、そこは飲み込みました(笑)


このような流れで我が家はついに「交代制ワンオペ」を導入することになりました。その日の朝から夜まで担当になった側が丸1日ワンオペをするのです。

 

■「交代制ワンオペ」を導入して・・・

 

夫は1日の家事育児の流れがよく見えるようになったようで、家事育児能力がびっくりするほど高まりました。


お迎えに間に合わせるための仕事の調整能力も育まれていると思います。

 

そして私が何より感じている夫の変化は「料理」です。

 

それまで週末に料理を担当してもワンパターンな食事しか作っていなかった彼が、
最近は平日の夕食時に野菜入りスープやビーフシチューなど、健康を考えた家庭的な料理を作るようになったのです。


ある日子どもたちに初めてとんかつを作ってあげていました。(私は基本的に揚げ物はしません)
子どもたちは「世界一美味しいとんかつだ!」と喜んでいました。


私は彼に母性が芽生えたように感じています。


これはあくまで個人的な見解ですが、本来男性にも備わっている母性本能をジェンダーバイアスのかかった日本社会が阻害してしまっているのではないかと考えるようになりました。

 

私は2年前に独立し、1年前から交代制ワンオペを導入しているのですが、仕事の幅も格段に広がり収入も増えました。


夜時間のおかげで心にゆとりができ、チャレンジ意欲が増し、チャンスの機会が増えたように思います。


それまで受け止めきれなかったチャンスの球を、今では1つ1つ受け止めてチャレンジできるようになってきました。

 

■ハッピーシェアボードにかけた想い

 

今回、我が家が導入している「交代制ワンオペ」の利点について述べました。


「男は仕事、女は家庭」の固定観念から脱却できない日本社会にとって、夫に夜担当を固定化してもらうことは容易ではないと思います。


でもそんな社会って、なんかおかしいと思いませんか?

 

今の日本社会は、あまりにも女性にとって不利な仕組みになっています。

出産と同時に「会社の理解」、そして「夫の理解」、さらには「夫の会社の理解」までが揃わなければ、女性の成長機会が格段に失われる仕組みになってしまっているのです。

 

多くの女性がそこに気づかず、「自分は夫よりも仕事の能力が劣っている」と感じている方が多いように思います。

 

でも私は絶対にそんなことはないと信じています。

 

これからAIやIoTが驚くほどのスピードで発達していきます。
人間はより卓越した創造力を持たなければ、これらの技術に太刀打ちできなくなるでしょう。


創造力を育む力には多様性は必須です。


男がどうとか女がどうとかLGBTだからとか障害者だからなどと言っている時代はもう終わったのです。

 

新しい時代に私たちが意識をシフトしないと、日本は取り残されて後進化してしまいます。


今こそ固定観念から脱却すべきタイミングではないでしょうか?

 

私たちは固定観念からの脱却に1歩踏み出すきっかけを作りたいという思いでハッピーシェアボードを開発しました。

 

パートナー同士で家事育児の分担率、そして名もなき家事とやりすぎ家事を可視化をすることで、新たな気づきが得られるかもしれません。


パートナー同士で分担率を見直すことで、自由時間を作れるかもしれません。


少ない時間かもしれませんが、その時間を有意義な時間にするかどうかはあなた次第です。


小さな一歩ではありますが、その一歩を踏み出さないと社会は変わりません。

 

「たくさんの人の第一歩を作りたい。」

 

それがハッピーシェアボードにかけた想いです。

 

ダウンロードバージョンは1,000円のご支援でご利用いただけます。
30分ほどの所要時間で完成します。


パートナーに持ちかけるのを躊躇してしまう人、実施中にケンカしてしまいそうな人。
さまざまな不安は遠慮なく私たちメンバーにぶつけてください。
できる限り対処方法を考えます。

 

当プロジェクトは、達成しなければ始めることができません。
どうか私たちに暖かいご支援をお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

NPO法人ジェンダーイコール
代表理事
田渕 恵梨子

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