プロジェクト概要

 

子どもたちひとりひとりが楽しんで輝ける舞台を、ずっと模索してきました。

 

はじめまして、黒島舞季子です。

 

私は、沖縄に舞台芸術を根付かせたいという思いと、音楽を通した人材育成と国際交流などに力を注ぐため、平成13年10月に一般社団法人沖縄オペラアカデミーを立ち上げました。

 

設立以来、若手人材育成とともに子どもたちのための演技やダンスのワークショップも定期的に行うことで、舞台への興味を引き出し、子どもたち一人一人が自己を表現し輝ける場を作ることをめざして活動しています。

 

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演出家粟国淳氏による「オペラワークショップ」試演会「ラ・ボエーム」上演後の様子。
子どもたちは歌と演技の一週間のワークショップを経て若手演奏家と共に舞台出演。

 

私たちはずっと、子どもたちのための舞台上演企画を模索していました。

 

PAなどの電子音を使った舞台ではなく、生の楽器を使った(子どもたちに本物の楽器の音を聞かせたいのです)、ファンタジーのある作品はないだろうか。

 

そんなことを考えていたさなかに作曲家笠松泰洋氏の紹介で、福井ハーモニーホールにて10年近く続けられている子ども音楽朗読劇の『ハーメルンの笛吹おとこ』を視察に伺いました。ホール主催の事業で、毎年世界の有名物語を題材に創作し、子どもたちのために力を入れている企画上演です。

 

この演目のアイディアや企画内容に衝撃を受けた私は「是非とも沖縄の子どもたちにこの作品を上演してもらいたい!」と強く思うようになりました。

 

オペラ「ボエーム」の子役たちの稽古の様子

 

今回、『ハーメルンの笛吹おとこ』を沖縄で上演するにあたり、沖縄県外(本土)のゲストの方々を招聘するはこびとなりました。皆さまからいただきましたご支援は、今回の舞台で欠かせないゲストの方々の出演料や交通費に大切に充てさせていただきます。

 

この作品を上演することが、子ども達一人一人が輝ける場所になることを願って、この度クラウドファンティングに挑戦します。

 

応援、ご支援をよろしくお願いいたします!

 

 

心を解放することで抱いた夢に、一歩踏み出すきっかけを。

 

数年前より子どもたちのための演技や歌のワークショップを定期的に開催し、オペラ「ボエーム」や「カルメン」などの舞台を、県内のプロの方とともに作り上げてきました。

 

ワークショップは、数年前より定期的にオペラ演出家として国内外で活躍する粟國淳氏を東京より招聘し、小学6年生から高校3年生の学生クラスと大学生以上の一般クラスの2クラスを開講。

 

立ち姿のレッスンやウォーキングレッスン、即興演技など、舞台での所作の基礎練習を一週間みっちりと勉強しました。

 

最初は少し恥ずかしがっていた子どもたちも次第と心を開放し、みるみる表情が変わり、本当に楽しそうに積極的にワークに参加していました。

 

即興演技のレッスンの様子

 

ワークショップに参加したり、舞台に出演したり。そうした経験を通して子どもたちは「やれば出来る」という自信が生まれ、その後の学校での様子や友人関係なども大きく変わっていった子もいました。

 

嬉しいことに、その後オペラやミュージカル、演劇に興味を持ち舞台に立ちたい!との夢を語るような子も。

 

その後、専門的に学び始める子や、音楽だけでなく異文化への興味がわき、絵画や外国語を学ぶため海外への留学を目指す子どもたちが出てきました。

 

オペラ「フィガロの結婚」にて村娘たちの役で出演する子ども達

 

子どもたちが一人一人いだいたそれぞれの夢を、ここで終わらせず将来に繋いでいきたい。そのために、私たちに何かできることはないだろうか。

 

夢を語る子どもたちの顔を見て、そんな想いが、どんどん強くなっていきました。

 

 

沖縄という地理的なハンディって、結構大きいんです・・・。

 

沖縄オペラアカデミーでは他にも、子どもたちのための芸術鑑賞プログラムを沖縄本島、そして離島でも行ってきました。

 

このプログラムは、電子音やスピーカーから流れるCDでは、音量や電子音に不快感を覚える子がいるため、生の楽器での演奏にこだわって開催しています。また、生の楽器を使った演奏は、子どもたちの感受性を育てることにもつながります。

 

宮古島での「夏休みこども芸術劇場」公演の様子と一緒に歌い踊る子供たちの様子

 

プロの演奏家による生演奏(ヴァイオリンの音やオペラ歌手の声など)を初めてじかに聴いた子どもたちは、とても感動している様子でした。

 

「音楽の授業でCDで何回か聞いた曲でしたが生で聴くと同じ曲と思えないくらい綺麗だった!」

「こんな声が出せるようになりたい」

「将来演奏家として舞台に立ちたい」

 

子どもたちからは、このような言葉を多く耳にしました。

 

彼ら、彼女らの将来の夢が広がっていく様子をみて、今度は管弦楽の生演奏により子どもたち自身を舞台に出演させる機会を作っていこうと考えはじめ、数年前から歌や演技のワークショップを開始。少しずつ舞台への興味や関心を引き出し出演(オペラの子役や合唱など)させてきました。

 

そうして数を重ねていくほどに、次第に「子どもたちをメインにした舞台を作りたい」と思うようになりました。

 

宮古島での「夏休みこども芸術劇場」の公演に見いる子どもたちの様子

 

しかし、沖縄という地理的なハンディがあることから、楽器や舞台装置の運搬、出演者の交通費宿泊費などの経費が、他府県に比べ莫大な費用がかかってしまうため、せっかく企画を立ち上げても、その多くは諦めなければならない状況に…。

 

例えばチェロやコントラバス奏者をお呼びするだけでも席をそれぞれ二人分(楽器用と演奏者の分)ご用意しなければならないうえ奏者も足りず、指揮者や演出家もいないため、オーケストラの演奏会やオペラ公演もエキストラ(ゲスト)を本土から呼ばなければなりません。

 

しかし、予算の確保が難しく、企画が頓挫してしまうことは少なくないのが現状なのです。

 

 

沖縄という小さな世界から、夢を追いかけて羽ばたくために。

 

本土からプロのゲストをお招きする予算の確保は難しい。それでも、「子どもたちをメインにした舞台を作りたい」想いは、やはり消えないものです。

 

オペラ「フィガロの結婚」出演様子

 

どうしたら子どもたち一人一人が輝ける舞台を作ることができるのだろう…。

 

その企画を模索していた頃、毎年演目を創作し福井ハーモニーホールにて10年近く続けられているこども音楽朗読劇の『ハーメルンの笛吹おとこ』を視察に伺う機会を得ることができました。

 

日本の第一線で活躍する鶴見辰吾さんを朗読に迎え、演出はミュージカル『アニー』の振付を手がけている新進気鋭の演出家広崎うらんさん。更に、プロの古楽奏者の生演奏のもと、子ども達が歌い演じる『ハーメルンの笛吹き男』は、きっと素晴らしい舞台になるはず。

 

そんな期待に胸を躍らせつつも、鶴見辰吾さんのような第一線で活躍されている俳優の方や、『アニー』の振付家広崎うらんさんの演出で果たしてどのように子どもたちと共演し、どのような舞台になるのか、まったく想像がつきませんでした。

 

しかし、前日の稽古や当日のリハーサルから本番に至るまでを見学させていただき、最初は緊張気味だった子どもたちがみるみる変化し心を開放し、生き生きと舞台で演じている様子に深く感銘を受けました。

 

埼玉での「ハーメルンの笛吹きおとこ」の舞台終演後の様子

 

この舞台を見た私は、当初は「演目だけお借りして、沖縄の子どもたちだけで舞台ができれば」と思っていました。

 

しかし、広崎うらんさんが子どもだからといって一切の妥協をせず根気強く指導をし、舞台上で子どもたちの潜在能力を引き出し開花させていく様子はまるで魔法のようでした。

 

また、鶴見さんは優しくかつ的確なアドバイスを与えるだけでなく、舞台上で一歩足を踏み出すだけで、その存在感や醸し出す雰囲気で子どもたちを虜にし、一瞬で子どもたちの意識を変える力がありました。

 

そうして、指導を受けている子どもたちはどんどん役にのめり込んでいきました。

 

そんな様子を見ていると「この方々を沖縄にお呼びして沖縄の子どもたちと共演させたらどんな化学反応が起きるんだろうか!」と、心がワクワクして止まらないのです。

 

オペラ「フィガロの結婚」村人たちで出演後

 

「沖縄に住んでいる」という地理的な理由から諦めなければならないことがたくさんある子どもたちが、日本の第一線で活躍する演者や演奏家たちから沖縄にいながらにして質の高い指導を受け共演することで、より広い世界へと目を向け、日本や世界へと羽ばたける勇気と夢をつかんでほしいと願っています。


そのため今回、沖縄の子どもたちのためにまずは始めてみようと立ち上がった次第です。

 

 

750年前の物語を、沖縄の子どもたちが現代によみがえらせます。

 

『ハーメルンの笛吹きおとこ』は、プロの古楽器奏者による生演奏に合わせた音楽朗読劇で、ステージを効果的に彩る音楽は故蜷川幸雄氏の舞台や劇団四季「恋に落ちたシェ―クスピア」の音楽を手がけた作曲家・笠松泰洋が沖縄の子どもたちのために書き下ろしたものです。

 

沖縄にいながらにしてこれほど質の高い舞台に立てる経験はなかなかできないと思っています。

 

上段左よりヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックオーボエ、リコーダー
下段 チェンバロ

 

上段 左チェンバロ、右 ヴィオラ・ダ・ガンバ
下段 左 バロックオーボエ、右 リコーダー

 

このハーメルンの物語は750年前の実話と言われる物語が元になっています。当時の楽器の音を是非とも子どもたちに聞かせたいとの作曲家の強い思いで、あえて古楽器を使いオリジナルの音楽を物語につけていただきました。

 

古楽器は大変珍しい楽器で沖縄では奏者もおらず、楽器自体も目にすることがありませんが、その当時の楽器を使うことにより、子どもたちには物語の時代背景や歴史も併せて感じてもらいたいと強く思っております。
 

ー今後の活動予定ー

 

演技・ダンス・歌ワークショップ*無料
 日程:6月中旬より週二回
 会場:沖縄県立博物館・美術館 県民アトリエ・こどもアトリエ

プレコンサート
 日程:7月7日(日)午後4時
 会場:沖縄県立博物館美術館 ロビー
 内容:出演子どもたちによる歌とダンス

 日程:7月12日(金)午後7時
 会場:タイムスギャラリー(タイムスビル2階)
 内容:出演奏者(ビオラ・ダ・ガンバ、リコーダー)による古楽演奏と
    公演内容の講話

子ども音楽朗読劇「ハーメルンの笛吹きおとこ」
 日程:7月14日(日)午後2時、5時*二回公演
 会場:タイムスホール(タイムスビル3階)
 チケット:一般2,500円、高校生以下1,000円、未就学児 入場無料

実施内容:

県内の子どもたち、外国籍の子どもたち(40名~50名)も同時公募し一緒に舞台作品を作り上げる。一か月前よりワークショップを行う。参加費は無料です。
  楽器演奏(伴奏)はプロの古楽器演奏家が担当(東京より招聘)
  ズルナ:笠松泰洋
  バロックリコーダー:宇治川朝政
  バロックオーボエ:三宮正満
  ヴィオラ・ダ・ガンバ:ジョシュ・チータム(オランダより招聘)
  チェンバロ:宮城理恵子

 

 

 

ー出演者プロフィールー

 

撮影:野村誠一

鶴見辰吾(朗読)
俳優・タレントとしてテレビや映画にて日本の第一線にて活躍
「3年A組金八先生」に出演しブレイクした後、テレビや映画に次々の出演。以降、テレビドラマ、映画、舞台等で活躍中。高い演技力で様々な役柄を演じる、演技派俳優。福井県ハーモニーホール主催の子ども音楽劇では八年前より主要出演者として関わり、朗読を担当。子どもたちへの演技指導やアドバイスも的確で、作曲家や演出家からも信頼が厚い。

 

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笠松泰洋 作曲家
東京大学文学部美学芸術学科卒業。室内楽からミュージカル、オペラまで幅広く作曲して発表。また、故蜷川幸雄演出の演劇をはじめ、劇団四季「恋に落ちたシェークスピア」の音楽を手掛けるなど、ダンス作品、映画・テレビの映像作品等に数多くの音楽を提供している。平成30年度文化庁文化交流使に選出され、南米、ロンドンで自作の室内楽曲を、ウィーンではオペラ「人魚姫」の英語版を世界初演した。

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撮影:宮原夢画

広崎うらん(演出)
蜷川幸雄、ジョン・ケアードなどが演出する演劇やミュージカルの舞台でもダンサーとして活躍。また演出家としてもミュージカル「アニー」や演劇、オペラ、ダンスの演出をし好評を得ている。2012年秋より文化庁新進芸術家海外派遣員として渡欧。ロンドン、パリ、ストックホルム、ウィーン、ブタペスト、ヴッパタールなどの都市を中心に演劇、ダンス、オペラ、タンツテアターの現場へと飛び回る。現在は活動のフィールドを更に広げ演劇に留まらず新しいメディアでも走り続けている。

 

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ジョシュ・チータム Josh Cheatham (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ、コントラバス奏者。デン・ハーグ王立音楽院にてディプロマを取得。在学中からオランダ・バッハ協会、ラ・プティット・バンドなど、ヨーロッパの主要なオーケストラで演奏する。スキップ・センペらとともに録音したマラン・マレのソロ・デビューCDは、イギリスの雑誌で特集が組まれるほど、注目を浴びた。現在、オランダのユトレヒト音楽院にてヴィオラ・ダ・ガンバ科及び、ヴィオローネ科の教授として後進の指導にも当たっている。

 

 

 

子どもたちひとりひとりが輝ける場所を、これからもずっと。

 

今回のワークショップや公演を通して、子どもたちが心を開き、自己を開放してより自由な自己表現が出来るように。そして広い世界へ目を向け、この小さな沖縄から夢と希望を持って飛び立っていって欲しいと願っています。

プロの公演ではなく、これだけの方々を「子どもたちのために」お呼びして一緒に舞台を作るというのは沖縄では初めての試みです。大変な事もあると思いますが、しかしまずは第一歩を踏み出してみたいと思っています。

今回のプロジェクトが成功した暁には、沖縄でも今後毎年のように子どもたちのために「見て、聴いて、参加する」新しい形の舞台上演を続けていくことを期待しています。

そして、これからもずっと子どもたち一人一人が輝ける居場所を提供していくことで、沖縄の文化芸術を担う次世代の若い力が育ってくれることを切に願ってやみません。

 

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リターンのご紹介

 

Readyforの支援だけで受け取れる、豪華出演者の直筆サイン入りプログラムやリハーサル風景のDVDなど、Readyfor限定のリターンを多数ご用意いたしました。

 

20,000円以上ご支援いただいた方には、ご招待券の他に豪華出演者(鶴見辰吾、広崎うらん、笠松泰洋、ジョシュ・チータム、宇治川朝政、三宮正満)の直筆サイン入りプログラムをご用意。


また、30,000円以上ご支援いただいた方にはサイン入りプログラムの他に、リハーサル風景と子ども達や出演者からの貴重なメッセージDVDも限定でお付けいたします。

 

皆さまからいただきましたご支援は、今回の舞台で欠かせないゲストの方々の出演料や交通費に大切に充てさせていただきます。

 

皆様からの応援をお待ちしております!

 

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オペラ「カルメン」に児童コーラスとして参加する子どもたち

 


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