聴覚障害がある方向けに字幕入版をつくりました

映画「じょっぱり-看護の人 花田ミキ」は字幕付版があります。

それは聴覚障害がある方にも映画を見ていただきたかったから！

青森県の新聞「東奥日報」の「天地人」（2024年7月7日）にも字幕入りの上映について「筆者の下には聴覚障害のある知人から弾んだ文面のメールが届いた。この映画には耳の不自由な人も楽しめるよう字幕付きの上映回があると。限られた回数とはいえ、命の尊さを伝える映画にふさわしい取り組みを喜んだ。」と感想をいただいておりました。

「天地人」（東奥日報）

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1811824

---

新作を劇場で観るのは久しぶり。

聞き落としの不安は一切なく作品を鑑賞できる安心感、

セリフの主やそこに込められた感情、セリフ以外の音声情報が

適切な位置とタイミングで提供される字幕映画は、

専門性の高い仕事であるとあらためて感じました。

当然ながら自動翻訳機能とはまるで違います。

映画にある前近代的な青森県の医療と保健の状況は県人としてショックですが

現代にもつながるメッセージを伝えています。

青森県にはじょっぱり魂で唯一無二の仕事を遂げた人々が大勢いらっしゃいます。

「じょっぱり」というのは単なる意地っ張りではなく

この土地の風土に根差した奥深いもので

津軽三味線やねぶたなど郷土色の効果は抜群でした。

県人である五十嵐監督だからこそと感じ入りました。

難聴者の会会長のネットワークで

県立ろうあ学校の関係者にも宣伝されて早速感想が寄せられています。

SNSには都内在住の聾啞学校卒業生が出身地ゆかりの映画を

字幕付きで観られるうれしさを発信していました。

地元紙のコラムでも日本語字幕付き上映が取り上げられました。

こうした機会が増えることを期待しています。

---

これからも、字幕が必要な方に、届けていきたいです！