【vol.3】最初の紛争地、イランへ行った話（その2）

【vol.3】最初の紛争地、イランへ行った話（その2）

 

イランの首都　テヘランはどんなところ？？

 

穏やかで、親日な国でした。

ニュースでは、危険な情報をみることが多いですが、

現地の方に聞けばいたって平和な街、とのこと。

 

ただし、その平和は日本ほどではありませんので、注意も必要です。

（すりや、ぼったくりに限らず夜道は大変危険なので出歩くのは厳禁！）

 

そして、裕福な方がとにかく多い。

家でパーティと聞いて、軽い気持ちで行けば、宮殿のようなおうちに招かれることもありました。

 

一方で、

東南アジアなど見かけるストリートチルドレンや物乞いをしてる方は

イランではほとんど見かけませんでした。

 

産油国なので、国自体が大変裕福なんですね。

学校だけではなく、病院も無料なのだそうです。

 

イラン・イラク戦争で出征した兵士との出会い

 

このとき私は、医療支援のNGOの帯同カメラマンとしてイランに行きました。

そして、広島大学と医師の交換留学などをしている病院で取材することができました。

 

※下記の写真は兵士が入院してきた当初のものを病院からお借りしました。

Q現在の状況はいかがですか？

 

A　体調は良くはないよ。でも、こうして話ができるほど回復している。

これも日本を含む世界からの支援のおかげだ。ありがたい。

 

Q　どんな状況で、この病院に入院されたのでしょうか？

 

自分から名乗りを上げて兵士になって、前線に行った。

敵と戦った。でも、僕はそこで撃たれた訳じゃない。

どこの国か分からない飛行機が爆弾を落として炸裂した瞬間、意識を失った。

 

目が覚めたら、病院だった。

それから何年もこうしてベットに縛り付けられている。

 

→文字数制限のため、次に続きます。