貧困の連鎖を断ち切る。 中国江蘇省「しあわせのシルク」製品化
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 45人
- 募集終了日
- 2020年1月17日
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- 現在
- 1,195,000円
- 支援者
- 58人
- 残り
- 27日
プロジェクト本文
終了報告を読む
中国江蘇省の上質な「シルク」製品を作ることで、
現地の働くお母さんと子どもたちを貧困から救いたい。
そして、
日本で製品の発送や検品作業を行うことで、
シングルマザーの方や、障がいをお持ちの方のお仕事を創りたい。
1枚のシルクスカーフからはじまる
中国と日本を繋ぐプロジェクトに、皆さまのご支援をお願いします。
戦場カメラマン時代に知った世界のリアル
ページをご覧いただきありがとうございます。株式会社クリエ 代表 出口とも子です。
大学進学で、戦争について深い考えをみんなが持っている広島県に行ったことをきっかけに、国際協力について興味を持つようになりました。
国際支援で最初に渡航したのはイラン。医療支援のNPOにカメラマンとして帯同しました。当時は大学生でしたし、最初は気軽な気持ちで渡航したのです。しかし、そこにあったのは「戦争のリアル」でした。
正直、最初はカメラを持つ手は震えましたし、何を撮ればよいのか、何を聞いて良いのか全然わからず困惑しました。
でも、医療支援に帯同する私に彼らはこう言ったのです。
「僕たちの体はもう、薬では治らない。(手足が切断され、毒ガスで内臓が焼けただれるなどの症状だから)だから、日本のみなさんに望むのは、この現場の声を、大きな国のメディアの嘘にかき消されないように、日本から世界に届けて欲しい」と。
それからミャンマー、津波後のプーケット(タイ)、インドネシア、カンボジアなどを国際支援として渡航し、写真、映像を撮り続け、発信していました。
現在は、年に一度、イランから戦争で傷を負った方々が広島の平和記念式典に出席するために渡航されるので、その支援をする程度で、特に世界に赴くことはしていません。
ですが、今回のこのプロジェクトをきっかけに、もう一度「会社員でもできる世界貢献」として自ら始めたいとかんがえました。
なぜ、私がこの活動を始めようと思ったのか、そのきっかけからお話させてください。
世界を共にした1枚のシルクスカーフ
元々、小学校の隣が南海放送という、日本テレビ系のテレビ局だったため、幼い頃からテレビが身近な存在でした。大人になり、ご縁があって、2011年に日本テレビ系のテレビ局グループ会社に入社することができました。
テレビの世界で9年。
これまで、日本だけでなく、紛争中のイランや、軍事政権下のミャンマーなど世間でいう危険地帯でカメラのシャッターを押してきました。
戦場カメラマンというとひたすらに、過激な写真を追い求めるイメージがあると思いますが、私が目指していたのは、一般の人が興味を引く「広告」要素を入れることです。
一部の人しか興味をもたない過激な写真ではなく、誰もが簡単に取り組める気軽な国際協力をテーマに取り組んでいました。
私は最後に行ったカンボジアから9年前に無事帰国しましたが、怪我を負った仲間もいます。
そうした悲惨な現場も目にしましたが、世界は広く、優しかったのです。
ー世界に出て触れた人の優しさ
イランを含めタイ、ミャンマー、インドネシア、カンボジア、どこの国に行っても、とても親切で親日家でした。
イランの歴史では、シルロード時代に遡って、日本と親交があったようです。特に、おどろきだったのは英語よりも日本語が通じること。どうしてなのかと聞くと、「おしん」がイランで大人気のようです。我慢強く、勤勉。お嫁さんにしたい外国人第1位のようです!
世界にとって、日本は小さな島国ですが、日本文化は世界に広がっており、その結果、日本人は世界中で親切にしてもらえるようです。
それもまた、私にとっては自分の身で学んだ「世界の真実」でした。
一方で、「紳士たれ!」じゃないですが、世界中の人に優しくしなければ、と日本人の優しい心を伝えていかなければと思いました。
そうした色んな世界のリアルを知るための、伝えるための長い旅を共にしたのが、イランで買った1枚のシルクスカーフでした。
訪れた国は発展途上国が多いのでお土産というものがないところもあり、また移動が多いので、かさばるものは買えませんでした。
そのなかでどこでもあるのは、現地の女性陣が作る「織物」。しかも土地によって素材も、民族模様も違う。次第に買い集めるようになりました。
ーそのシルクスカーフの裏にある女性たちの現状
スカーフに興味を持ち始め調べていくうちに、そのスカーフを作る縫製工場では多くの女性が働き、貧困から抜け出せていないという事実に直面します。
最初に縫製工場そのものに行ったのはカンボジアです。カンボジアでは復興支援として学校建設を支援していました。そのなかで、子供達が学校に通えるようになるためにリサーチをしていて、出会ったのが縫製工場です。
カンボジアの地方では、まだ多くが産業を持てておらず、縫製工場のような低賃金の労働が多く残っていました。
カンボジアでは、内戦時、文字が読めた大人たちがスパイ容疑で多く殺され(参考: https://world-note.com/pol-pot-cambodian-genocide/ )、文字が読めなくてもできる仕事、縫製工場が残りました。
私がいた当時は戦後15年以上が経過していましたが、親が殺された子供達や、夫を殺されたシングルマザーなどがそこで働いていました。
大きな衝撃を覚えたことを今でも覚えています。
ー新たな挑戦へ
その後、私は日本に帰国後は広島県で障害者支援やシングルマザーの仕事支援をしていましたが、あの縫製工場での体験を忘れられず、東京での新たな挑戦をすることに決めました。
それが今回の「しあわせのシルク」プロジェクトです。
本格的に動き出したのは、上京後に現在のビジネスパートナーである樋口と出会ったことがきっかけです。樋口は長年、中国でシルクの仕事をしており、私が国際支援をしていた話をしたら、ぜひ一緒にシルクプロジェクトをやりたい!となり、スタートをすることになりました。
貧困の連鎖を断ち切る「しあわせのシルク」について
今回のクラウドファンディングでは、皆さまからのご支援をいただきながら中国江蘇省「しあわせのシルク」の製品化を目指します!
具体的には…
中国江蘇省のシルクスカーフを製品化します。
そうすることで、
●中国の田舎で作られている「高級シルク」の市場価値を高め、
中国シルク縫製工場で働くお母さんの地位向上をサポートし、
子供たちの貧困の連鎖を断ち切る。
●日本でも「幸せのシルク」を使った
シングルマザー・障がいをお持ちの方の仕事を作り出す。
ということができると考えています。
ーなぜ、中国江蘇省なのか?
江蘇省は中国の33有る、『省、市、区』の中で、5番目の人口(8000万人)を誇り、中部~南部にかけては蘇州・無錫・常州・南京・南通など、日系企業に馴染みのある街や観光地も多く、最南部は上海にも近い為、非常に工業含め活発な省になります。但しひとたび北部や、田舎に行けばまだまだ昔の中国の貧困地区なども存在します。
ー中国・江蘇省の女性が置かれている現状とは?
中国は祖父祖母が子供を見る文化があるので、母親が働く時間を作ることは可能だが仕事自体が圧倒的に種類も含め少ないのです。縫製業も昔は盛んだった地区でもどんどんASEAN地区に移行していっている為、毎年減少傾向にあります。
ですが、シルクの原料はせっかく中国で取れるので、日本でも大きな売り先さえあれば、江蘇省の田舎の縫製工場でもたくさんの雇用を生み出すことが可能なのではないか?日本向けシルクスカーフ工場として、注目されれば、中国向けの商品依頼が来る可能性もあるのではないか?
そういった点に着目し、貧困を抜け出すための仕事としてこのプロジェクトを確立させていきたいと思っています。
ー具体的にどのように支援をするのか?
実際にシルクの製品化をすることで、中国で貧しいエリアの縫製工場で働くシングルマザーを助けることができます。
そして、その資金は子供が教育を受けることにつながり、支援者の皆さんは、このプロジェクトに協力することで、日本から離れた街の子供達の夢を叶えることができるのです!
また、このプロジェクトは海外のシングルマザーだけでなく、日本のシングルマザー支援にもつながります。
輸送費の削減と安全、品質チェックのため、商品は一度まとめて日本に送られます。
検品、発送は日本国内のシングルマザーの方に委託します。様々な事情で外で働けないシングルマザーは日本国内にも多くいます。
母子家庭の平均年収は213 万円(手当、年金を含む)で全世帯の平均年収563.8 万円の37% で4 割以下、有子世帯の約3 割と非常に少ないのです。(引用:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-setai06/02-b15.html)
私たちはこのプロジェクトを通して、世界中の「お母さん」を応援します。
最後に
世界には、まだ知られていない真実がたくさんあります。
メディアから流れてくる情報で「悪」を決めるのではなく、自分の目で見て、聞いたものを信じる自分の判断軸を持てるようになってほしい。
とはいえ、誰もが世界へ行って自分の実体験として現状をみることは簡単ではありませんし、戦地へ行くことを推奨したりできません。
では、どうすれば世界はしあわせになるのか。
「袖触れ合うも多少の縁」
という諺が日本にあります。
日本人はとても親切なので、作り手さえ見えるような仕組みでスカーフを買えるようにしたら、きっとその生産国に親近感を持ってくれると信じています。
テレビを作る仕事をしていたからこそ思うのですが、戦争が始まり、終わるのは、一人一人の「関心」の力だと思います。遠い国で数十人が亡くなるテロが起きても、無関心な人が多ければ、ニュースにもなりません。
でももし、日本中が関心を持って、声を上げたら??
始まる戦争も、止めることができるかもしれません。
世界のしあわせというとテーマが漠然としすぎて、日常に負けてしまいます。だからこそ、今回達成したいのは、スカーフを買うくらいの気軽な支援で、その現地の情報を手に取ってみる。
そして、「中国江蘇省」という街に、関心を持ってもらうきっかけを作りたいと考えています。
目標は女性の自立支援なので、支援の輪を広げたいです。世界には質の良いシルクはたくさんあります。そして、どの街でも縫製工場に務める女性の地位向上は進んでいません。
この活動をきっかけに、シルクを通じて、世界中の女性たちを貧困の連鎖から抜け出すサポートができれば幸いです。
どうか皆さまご支援のほどよろしくお願いいたします。
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※このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
代表 出口とも子 1985年愛媛県生まれ。広島経済大学メディアビジネス学科卒業。 国際人道支援組織JPF広島駐在所職員としてミャンマーなど難民支援、災害緊急支援に携わる。 2011年から日本テレビ系列 地方局にてテレビCMの製作やキャラクターショー、水族館企画などイベントをプロデュース。2019年12月、株式会社クリエを設立予定。 〜〜〜 樋口隆史 1979年東京生まれ、札幌、鎌倉、横浜、中国にご縁がある。 合同会社D-HASH 代表 兼女性実支援プロデューサーとしてて活躍。 アパレル専門商社で営業を約9年経験さらに中国(青島)現法社長に任命。帰国後、デザイナーと女性ライフスタイルコンシェルジュを創業。 好きな事をビジネスにする3ステップを伝えたことで【女性自立支援プロデューサー】として活躍中。
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リターン
15,000円
中国江蘇省【しあわせのシルクスカーフプラン】実際にお母さんが縫製したシルクスカーフをお届けします!
中国江蘇省で実際に作られた製品【しあわせのシルクスカーフ】をお届けします。
■心を込めたサンクスメール
■活動報告(活動報告用の会員限定WEBサイトへのご案内)
■しあわせのシルクスカーフ
<この支援を選んでいただくことで>
◎縫製工場で働くお母さんに「お給料」を支払いできます!
◎日本のシングマザーの方に発送など「お給料」をお支払いできます!
縫製→輸送(海外)→検品(国内)→発送(国内)と製品化の流れを行うことで、一時的な支援ではなく「持続可能なプロジェクト」にするためのとても大切な機会を創出できます!
<しあわせのシルクスカーフ>
◆シルク100%
◆中国江蘇省の縫製工場にて制作
◆検品と発送は日本国内のシングルマザーの方が担当。
◆大きさ(約100cm×100cm)
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 42
- 発送完了予定月
- 2020年3月
3,000円
活動報告をさせていただきます【応援コース】
中国江蘇省で実際にシルクスカーフを作る様子を紹介した活動報告をさせていただきます。
■心を込めたサンクスメール
■活動報告(活動報告用の会員限定WEBサイトへのご案内)
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 97
- 発送完了予定月
- 2020年4月
15,000円
中国江蘇省【しあわせのシルクスカーフプラン】実際にお母さんが縫製したシルクスカーフをお届けします!
中国江蘇省で実際に作られた製品【しあわせのシルクスカーフ】をお届けします。
■心を込めたサンクスメール
■活動報告(活動報告用の会員限定WEBサイトへのご案内)
■しあわせのシルクスカーフ
<この支援を選んでいただくことで>
◎縫製工場で働くお母さんに「お給料」を支払いできます!
◎日本のシングマザーの方に発送など「お給料」をお支払いできます!
縫製→輸送(海外)→検品(国内)→発送(国内)と製品化の流れを行うことで、一時的な支援ではなく「持続可能なプロジェクト」にするためのとても大切な機会を創出できます!
<しあわせのシルクスカーフ>
◆シルク100%
◆中国江蘇省の縫製工場にて制作
◆検品と発送は日本国内のシングルマザーの方が担当。
◆大きさ(約100cm×100cm)
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 42
- 発送完了予定月
- 2020年3月
3,000円
活動報告をさせていただきます【応援コース】
中国江蘇省で実際にシルクスカーフを作る様子を紹介した活動報告をさせていただきます。
■心を込めたサンクスメール
■活動報告(活動報告用の会員限定WEBサイトへのご案内)
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 97
- 発送完了予定月
- 2020年4月
プロフィール
代表 出口とも子 1985年愛媛県生まれ。広島経済大学メディアビジネス学科卒業。 国際人道支援組織JPF広島駐在所職員としてミャンマーなど難民支援、災害緊急支援に携わる。 2011年から日本テレビ系列 地方局にてテレビCMの製作やキャラクターショー、水族館企画などイベントをプロデュース。2019年12月、株式会社クリエを設立予定。 〜〜〜 樋口隆史 1979年東京生まれ、札幌、鎌倉、横浜、中国にご縁がある。 合同会社D-HASH 代表 兼女性実支援プロデューサーとしてて活躍。 アパレル専門商社で営業を約9年経験さらに中国(青島)現法社長に任命。帰国後、デザイナーと女性ライフスタイルコンシェルジュを創業。 好きな事をビジネスにする3ステップを伝えたことで【女性自立支援プロデューサー】として活躍中。