【現地取材vol.12】日本にも深く残る戦争の傷跡（その２）

◆70年前のヒロシマでおきたこと。

 

広島テレビグループに入社した時、最初の仕事は、

テレビのバリアフリー化の仕事だった。

 

視覚障害者や聴覚障害者の方もテレビや映像、映画を楽しめるように

字幕や音声ガイドを作る。

 

テレビ局には、過去放送分だけではなく、取材分も含めて

膨大な映像資料が残っている。

 

戦後の貴重なものも多く残っており、

最初はその原爆ドキュメンタリーなどの字幕を多く作った。

 

私は愛媛生まれなので、初めて知ったことも多かった。

（広島では小学生から平和教育を受けるそうだ）

 

そのなかで特に印象的な作品が２つある。

 

◆夕凪の街桜の国

 

◆愛と死の記録（1966年/日活）

吉永小百合さんと渡哲也さんが主演ということもさることながら、

昭和40年。原爆から約20年後の広島が映像として残っている貴重な作品です。

 

愛と死の記録　予告編

初めて知った愛の歓びと幸せに酔う若い二人を襲った運命―吉永・渡の新コンビで原爆症の青年とひたむきな愛を捧げる乙女を描く純愛巨篇。

 

 

◆いしぶみ

是枝裕和監督と綾瀬はるかさんのタッグ。

原子爆弾により奪われた広島二中一年生321人。
失われゆく戦争の記憶を是枝裕和監督と綾瀬はるかが語り継ぐ。

 

世界の平和を願う前に、今住むヒロシマのこともきちんと学ばなければいけない。戦争の何がひどかったのか、考えさせられる機会でした。

 

次回は、その広島での活動をご紹介したいと思います。