美容室に行く楽しさ、気持ちよさを伝えたい

私は26年美容業界にいて

やはり「美容室」という場所に

熱い気持ちがあります。

 

お客様にとって

忙しい日常の中で

こんなに鏡の中の自分の姿と向き合う機会はないし

美容師とお客様という良い距離感で

家族や友達には言えない内容のご相談や気持ちも出せたり

一種、保健室のような役割も果たす部分があると感じています。

 

身だしなみを整える事

美しくなる事に費やしている時間は

つい忘れがちな

「自分自身を大切にすること」

をやれている

人生に必要な時間だと私は思っていて。

 

だからこそ

私は自分を大切にしに来られているお客様の事を

ステキだなぁと思うし

こうありたいなぁと

大切な事を学ばせてもらう毎日です。

 

自分の大切な人に人にこそ

自分を大切ににしてほしい。

 

もう亡くなっている私を育ててくれた祖母にも父にも

美容師という仕事柄

私が2人の髪を切るのは簡単だけど

「美容室に行って切ってきて」

といつも言っていました。

 

髪を整えるという事を作業としてでは無く

美容室という空間で過ごす時間を

人生に組み込んで欲しかったからです。

 

 

障がいのある子達にも

この美容室という特別な場所と繋がってほしいと思っています。

 

美容師は

家族でもお友達でも無い

他人だけど

障がいのある子達の心が

少しでも開ける場所を

作れたらと思っています。

 

かわいくなること

カッコよくなること

スッキリすること

頭が軽くなること

が

楽しいや気持ちいいに繋がる事を

この先成長していく子供達に

美容師として伝えていけたらと思います。