プロジェクト終了のご報告
ご支援いただきました皆さまのおかげさまで、
無事に活動を終了することができました。
東京にて気仙沼の取り組みを発表する貴重な機会を支えていただき、
本当にありがとうございました。
以下に活動の報告をさせていただきます。
3/4 Think Next! i.club Meetup!
「未来をつくるアイデアを生み出す。」一般社団法人i.clubは、活動を展開する3地域の高校が東京にて一堂に会し、それぞれの地域での取り組みを伝える発表会「Think Next! i.club Meetup!2016」を開催しました。参加したのは、宮城県気仙沼向洋高等学校(気仙沼)、大成女子高等学校(水戸)、福島県立西会津高等学校(西会津)の3校。それぞれ授業や部活動などでi.clubと連携し活動する高校生が計17名、各校の担当教員とともに参加しました。
当日は、各地域の高校生たちが、それぞれの地域での活動報告のほか、Miraidea(ミライディア)という形式でのプレゼンを、行いました。これは、つくりたい未来について(Mirai)4分、その未来をつくるためのアイデアについて(idea)4分の、計8分の発表を行うもので、i.clubが提唱する、未来をつくるアイデアを発表する、新しいプレゼンのカタチです。
3校はそれぞれ、以下のタイトルにて発表を行いました。
「酒粕でつくる、あまりものが輝く未来(気仙沼)」「ほしい!も、みつけた。(水戸)」「フフフッスイーツ車麩ラスク(西会津)」
どの地域も堂々とした素敵なプレゼンを披露し、商品が人々のもとへ届く場面を再現するスキット(寸劇)では会場が笑いに包まれるなど、一体感のある雰囲気が生まれていました。
これらの発表について、審査員からは、「課題設定の独自性」「アイデアの新規性」「アイデアの未来性」「ファーストステップ」「一貫性」の5つの評価軸をもとに講評をいただきました。今回最も評価を得たのは、大成女子高校の「ほしい!も、みつけた。」。4年連続でブランド力最下位の茨城県を「伸びしろが日本一」だと解釈し、同県が全国の生産量の9割を占める「ほしいも」の活用を検討。地味でおしゃれさがないと思われている「ほしいも」をおしゃれでさわやかなイメージにしたいと、さわやかな朝に食べるグラノーラと組み合わせた”ほしいもグラノーラ”を提案。地域のホテルとともに商品開発しました。
また、同イベントでは、i.clubで活動したOBOGのミニトークも行われました。2012年に気仙沼での活動に参加し、現在は地元の食品会社に勤める小野寺里奈さんが登壇し、活動に参加したきっかけや、活動を通して今の自分に生きていることなど、当時を振り返りながら話しました。
プログラムの終わりには、各地域の食材をふんだんに使った料理を囲んだアフターパーティーが行われ、参加者は高校生やスタッフとの交流を楽しみました。
Miraideaは年に一度、全国の高校生が集い自分たちの地域でのイノベーションのアイデアを競う「イノベーション甲子園」として、今後も継続して実施することを目指します。2017年度は、12月に開催予定です。
3/5 Think Next! i.club Market!
Think Next! i.club Meetup!翌日の3/5には、集まった3地域(気仙沼・西会津・水戸)の高校生たちが、それぞれの地域にて開発している商品の販売会を行う「i.club Market!」を開催しました。販売を行ったのは、渋谷ヒカリエと、国際連合大学前の2箇所。渋谷ヒカリエは「JAPAN BRAND FESTIVAL」、国際連合大学前では「Farmer's Market@UNU」への出店の機会をいただきました。
渋谷ヒカリエでは、株式会社ロフトワークが主催する「JAPAN BRAND FESTIVAL」の展示が3/1~3/5の期間で行われており、その一角での出店となりました。
一方、国際連合大学前では、毎週末に行われている全国の生産者が集まる市場「Farmer's Market@UNU」に出店しました。
高校生は東京での販売会は初めてで、経験のあるそれぞれの地域での販売会とは違った空気にはじめは戸惑いもあったようでした。しかし次第にお客さんともリラックスして話す場面や、積極的に声をかける場面も見え、楽しく、そしてしっかりと自分たちの商品をPRしていました。
多くの商品は無事に完売し、東京でも自分たちの商品がしっかりとお客さんのもとに届くことを確信した高校生たち。それぞれの地域に戻ってからの、今後の活躍に期待しています。
なお、ご支援いただいた皆さまへのリターンですが、皆さまのもとへ発送させていただいております。
(万が一、まだお手元に届いていないという方がいらっしゃいましたら、メッセージにてご連絡いただけましたら幸いです。)
今年度も、各地域の高校生が集まる発表の場を設けさせていただきたいと考えております。また、各地域での活動もそれぞれ前に進んでおります。ぜひ、今後とも応援いただけますと幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。