2013年初詣。

 

あけまして、おめでとうございます。

 

2013年元旦、初詣です。
北萱浜稲荷神社へお参りをして、
ご協力いただいた皆さまの分まで復興祈願をしてきました。
もちろん、地区の方たちも初詣に訪れていました。

 

神社の集会所で地区の新年会が開かれていました。

神社境内にある仮設の集会所では、
北萱浜地区の神楽愛好会&消防団の男たちによる
厄払い新年会が開かれていました。
この男たちによる北萱浜稲荷神社の神楽は、
「天狗舞」と呼ばれ、毎年2月に奉納されていました。
しかし、津波により神楽に使う道具類一式が流され、
いまも新たに作り直す目途がたたないため、
震災以降、奉納はされていません。
「資金面での目途をたてて、早く復活させたい」と
神楽愛好会・代表の山本さんはいいます。

(写真)新年会の様子

(写真)北萱浜の「天狗舞」

 

この消防団員の皆さんは、震災直後に大活躍しました。
あの原発事故の当日、
萱浜にて行方不明者の捜索をしていた団員たちは、
原発のほうからの大きな爆発音を聞きました。
その直後に、周囲で捜索活動をしていた警察、自衛隊は
即座に退避をはじめましたが、
団員たちへは原発事故の情報は入らず、
そのまま捜索を続けました。
その日以降も、
防護服ももたない団員たちによる
自主的な捜索活動はずっと続きました。
団員14人中、13人の家が流されていたにも関わらず、
遺体を探し運ぶ過酷な作業を続けていたのは、
「地区の行方不明者を置いてはいけない」という、
地元への深い愛情と誇りに他なりません。
震災直後の日本人の態度が世界中のメディアから称賛されたことは、
記憶に新しいことですが、
この北萱浜地区消防団員たちの活動からも、
同じ精神性を見出すことができます。

 

このような精神性は、
一朝一夕にできるものではありません。
長い時間をかけて地域で育まれてくるものです。
そして、その拠り所としての村の神社を、
失くしてはいけないのではないでしょうか。

 

いつか、北萱浜の「天狗舞」が見られる日が来るよう、
新年の願いと、復興への祈りを込めて、
北萱浜稲荷神社へご協力お願いいたします。

 

熊谷航

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