スプリット・デシジョン～スペシャル・エディション

1966年に発生した袴田事件。犯人とされた袴田巖さんは47年7ヶ月の拘置の後、2014年5月に釈放されましたが、身分は現在も死刑囚のまま。

中高生にも袴田事件が分かるようにと、東日本プロボクシング協会・袴田巖支援委員会が制作した、袴田巖さんの半生を漫画にしたものが『スプリット・デシジョン』（作画：森重水、協力：袴田事件弁護団）です。 そして、その『スプリット・デシジョン』に音楽をつけたのが、この動画です。

漫画のタイトルは、ボクシングで接戦となった際に、3人の審判の判定が2対1に割れたときに使われる用語です。 一審で主任裁判官を務めた熊本典道判事は袴田巖さんの無実を確信していましたが、2人の先輩判事を説得できなかったため、死刑判決を書くことになります。袴田巖さんの人生を変えてしまったのが、まさに『スプリット・デシジョン』だったのです。 是非、ご覧ください。