プロジェクト終了報告

2018年09月06日

イノチャン無事終了! 終了報告です

大会概要

 

イノチャンとは

全国高校生社会イノベーション選手権(以下イノチャンと表記)は、イノベーションを学び実践する場を高校生に提供することを目的として設立された大会です。第一回大会には全国11チームから応募があり、そのうち一次審査を通過した9チームが8月18日(土)および19日(日)に東京大学武田ホールで開催された本大会に出場しました。本大会では「日常的にも災害時にも役に立つグッズを考える」をテーマに、主催側が設計したワークショップ(WS)に従ってアイデア発想に取り組みました。高校生にとっては普段の授業では扱わないような課題に悪戦苦闘する姿も見て取れましたが、どのチームも仲間と協力して最後には甲乙つけがたい素晴らしいアイデアを創出することができました。

 

主催・共催

当大会は東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻が主催し、一般社団法人日本社会イノベーションセンターおよび一般社団法人i.schoolが共催しています。

 

イノチャンコンセプト

「みなさんが社会を変える。イノチャンはその第一歩なのです。」

みなさんは何を目標に勉強しているのでしょうか。何を将来成し遂げたいと思っているのでしょうか。

 

私たちの思いはただひとつ;みなさんには将来的に、社会を変える人材になってほしいのです。社会を変えると言っても、ジョブスのように革新的な発明をせよと言っているのではありません。ちょっとしたアイデアでも人々の行動と価値観に影響を与え、生活を変える社会イノベーションを起こすことができるのです。

 

(中略)

 

ではどのように社会イノベーションを生み出せるのか。

 

イノベーションを生み出す力は一部の天才だけのだと思っていませんか。その力はジョブスにはあるが、自分にはない、と。しかし、イノベーションを生み出す力は「教育」によって鍛えることができるのです。そして、そんなイノベーション教育への入り口が「イノチャン」なのです。

 

イノチャンとは、高校生を対象として、社会課題を解決する社会イノベーションのアイデアと、その創出プロセスを競う全国大会です。イノベーション教育の第一人者によるワークショップや、同じ志を持った生徒との競争・交流を経て、その楽しさと奥深さに気づくと思います。

(大会ホームページより引用)

 

大会日程

514() 900           一次審査応募開始

611() 1800          一次審査応募締め切り

79() 1500           一次審査結果発表

818()                    本大会1日目

819()                    本大会2日目

 

 

活動報告

 

実行委員会について

本大会は全国高校生社会イノベーション選手権実行委員会によって実施されました。委員会は東京大学工学部社会基盤学科に所属する学生有志20名(修士課程6名、学部課程14名)により構成されています。昨年の10月に実行委員会が設立され、大会開催に向けた運営が始動しました。プロジェクト全体を統括する「運営班」、大会の経理を管理する「会計班」、大会の課題やワークショップを設計する「レギュレーション班」、高校やメディアへの広報を行う「広報班」、大会スポンサーを募る「協賛班」、審査員への依頼や対応を行う「審査員班」、大会会場や参加者の食事などを手配する「設営班」などの部署が設置され、各部署が互いに連携をとりながらイノチャンの設計を行いました。第一回大会ということで学生らにとっても初の試みであったイノチャンですが、学科の教員や共催団体の関係者、その他大学内外様々な方からの助言や支援を得て、第一回大会を開催することができました。

 

本大会について

 

本大会の概要

本大会では「日常的にも災害時にも役に立つグッズを考える」をテーマに、主催側が設計したWSに基づいて各チームがアイデア発想に取り組みました。本大会は8月18日(土)および19日(日)に東京大学武田ホールで開催され、1日目は事前課題として高校生に「防災の課題」「普段から使っている日用品」について考えてきてもらったことを元にしたWSを、2日目は考えたグッズの最終発表を行いました。なお最終発表で各チームにはグッズの説明と共に、使用するシーンについてのスキット(寸劇)で自分たちのアイデアを伝えてもらいました。

 

本大会WSの概要

1. 防災の課題を考える

各自が事前課題で考えた「防災の課題」をチーム内で共有し、重要なものを5つ選択する。

2. 日用品について考える

各自が事前課題で考えた「普段から使っている日用品」について紹介し、チームメンバーがその日用品との出会いやその日用品を持つ理由について質問する。

3. 普段から使いたくなる防災用品のアイデアを考える

これまでに考えた防災の課題と日用品を持つ理由を組み合わせることで、普段から使いたくなるような防災グッズについて各自考える。

4. アイデアの共有・評価・選択・改善

各自が考えたアイデアを共有し、チームメンバーや先生からのフィードバックをもとにアイデアを1つに絞り、そのアイデアを改善していく。

 

アイデアの評価基準

l  新規性 既存の事例にとらわれない、斬新なアイデアであるか

l  防災グッズとしての有効性 実際に問題となっており、かつ、影響力の高い防災の課題を解決することの出来るアイデアになっているか

l  日用品としての魅力 日用品として普段から使いたいと思うアイデアになっているか

l  実現可能性 現在あるいは将来、アイデアを実装する際に生じる障壁が存在するか、存在する場合はその障壁を適切に把握しているか

 

 

大会結果

 

優勝

l  凌雲の志(広島高校)「ABILITY BAND

日常の中ではペンとして使用するが、災害時には腕につけるバンドに形を変え、そのバンドの色で身につけている人が協力できること(例えば青は「人命救助」、桃は「多言語対応」など)を周囲に伝えることができる。

 

準優勝

l  カズちゃんズ(今治西高校)「手帳でコミュニケーション」

手帳の罫線を文字に置き換え、災害時に避難所等で必要となる言葉の翻訳本(日本語→英語・中国語など)としても機能させることができる。この手帳を普段使いすることで、繰り返し文字が目に入り、自然と言葉を覚えるようになる効果も期待できる。

 

l  南海キャンバサーズ(観音寺第一高校)「とりはずシート」

車の車内のシートを取り外し可能にし、災害時には避難所でイスやベッドとして使用することができる。

 

 

 

クラウドファンディング

 

クラウドファンディングにご協力ありがとうございました。皆さまからいただきましたクラウドファンディングは以下の用途に使用しましたので、お伝え申し上げます。

 

クラウドファンディング金額

294,000円

 

使用用途

武田ホール使用料      209,000円

懇親会食事費          85,000円

 

 

大会参加者の感想

 

参加した高校生の感想

本大会終了後に参加者の皆様にアンケート調査を通して、本大会へのご感想・ご意見をいただきましたのでその一部を抜粋してご報告いたします。

 

・最終的なアイデアを出すまでのステップ・過程に変化があった。これまでは1つの物事にとらえられてしまい、1つの視点からしか見れていなかったが、その1つについて多角的にとらえ、特徴を見い出し、次につなげるという、確実なステップが身についたと思う。

 

・今回のテーマは「防災」。今まで2度の大きな地震を経験した我々にとっては多少馴染みのあるものだった。普段何かを考える時は自分たちの視点からのみだったけど、今回はあまり接する機会のない西日本の人たちの考え、体験を知ることができて、新たな発見が数多くあった。また懇親会では他地域の現状、方言、学校のこと、街のこと、様々な話を聞くことができた。

 

・この大会を通して初めてイノベーションに触れ、イノベーションに興味を持つようになった。この大会の予選がきっかけで、イノチャン以外のイノベーションにも参加するようになった。今回は「防災」というテーマで考えたが、今まで自分自身があまり意識したことのない事だったので、知って驚いた事も多かった。

 

・今までワークショップをしてみたいと思ったことはあったけど、どのように進めていけばいいのかの参考になりました。