就労支援IPS翻訳本を出版したい！

多くの方にご支援いただき、誠にありがとうございます。

おかげさまで支援総額が110％に達して、本の在庫数も101冊となりました。

素晴らしい本ですので多くの人にお届ければと思います。

 

本日は、カスタマイズ就労について、少しご紹介いたします。

 

カスタマイズ就労Customized Employmentとは、米国労働省によると、求職者と事業主の雇用関係を、双方のニーズに合った方法で個別にデザインしていく、柔軟なプロセスを指します。

 

このカスタマイズ就労は競争的な労働市場でもがいている複雑な人生の状況にあるすべての人に利点があるといわれ、今回、新着情報でIPS利用者からのメッセージを書いて下さっているほりほりさんはカスタマイズ就労について、

「10人いれば10通りあるカスタマイズ就労。従来型の就労スタイルでは社会復帰を諦めていた方にも陽の目が差し、手を差し伸べられる、これまでにない素晴らしい就労支援の方法だと実感。本人のみならず会社全体が良くなる相乗効果だ。」と話しています。

 

IPSとよく似ているため興味があり、

カスタマイズ就労に関しては、

障害者職業総合センター春名由一郎さんから

これまで講義を何度が拝聴しマニュアル（※下記参照）を熟読させていただき、

その影響を受けて私自身もカスタマイズ就労冊子を作成しました（写真を参照）。

 

この中で特に仕事のカスタマイズの方法として

ジョブカービング（写真の図を参照）の方法がIPSでも使われており、

出版予定の本においても事例とともに紹介されています。

 

「重度障害のある方が本当に働けるのでしょうか？」という質問をよくお受けすることがありますが、そのときにジョブカービングの事例を紹介することがあります。

 

様々な業務はこなすのは難しいけれど、１つあるいは２つの業務であればできるかもしれません。具体的には、例えば、レストランの開店前の掃除や洗い物のみであればできるかもしれません。

 

ジョブカービングを始め、カスタマイズされた働き方を検討していくことで、その方の働く可能性が広がっていくことでしょう。

 

参考　カスタマイズ就業マニュアル

独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 障害者職業総合センター 2007年3月

http://www.nivr.jeed.or.jp/download/shiryou/shiryou36_01.pdf