いしいさん家ファンからの応援メッセージ＃１

 

“いしいさん家”１５週年おめでとうございます。

 

私は“いしいさん家”と出会ってからの期間は短いですが、この様な文章を書かせて頂く事に大変恐縮しております。このお話しを頂き、こんな私で良いのか？　と思う気持ちと光栄で有り難い気持ちで少々緊張しております。

 

２０１９年２月、大阪でのオムツ外し学会で石井さんのお話しを初めて聞かせて頂きました。印象に残った言葉は

 

「いつ死ぬか解らない人生、やりたい事をやってみたい。残り少ない人生の中で数多く笑って生活が出来る様に一人一人を大切にする介護が大事。自然の流れで老いて枯れていくのが理想。ユーモアと笑いを取り入れる介護を目指している」

 

等、日々取り組まれてらっしゃる“いしいさん家”のご様子を、笑いを交えながらガハハとお話しをされている姿がすごく素敵でカッコ良く大変感動しました。

 

お話しを聞いただけで“いしいさん家”は笑顔溢れる場所なんだろうな、と思いました。そして、その時、直感的に「“いしいさん家”に行ってみたい！」と思い、早速に見学希望を致しました。

 

その時、私は職場で行っている介護や入居者さんとの関わりについて「これで良いのか？」と悩んでいました。施設で決めた時間割や規則の中に当てはめて入居者さんに生活してもらっているだけで一人一人は本当に満足されているのか？

 

その結果、入居者さんが暗い表情をしていたら良い介護ではない等、あれこれ考えていました。悩んでいた時の“いしいさん家”との出会いは、自分自身の考え方や人生が変わるだろうと思えました。

 

石井さんが快く見学を受け入れて下さり、ドキドキワクワク緊張しながら訪れた“いしいさん家”。そこは施設ではなく、家。正に大家族の光景でした。

 

“いしいさん家”の方々、石井さんも本当に温かく迎えてくださりました。決まり事みたいなのもなく、皆様、のんびりされてて自由で！　それを周りが温かく見守ってらっしゃる。

 

「お世話をしなければいけない」「声掛けをしなければいけない」等々、「何々しなければいけない」と思わなくても良いんだ！　必要以上の声掛けは、必要なくても介護として成り立っている。そう実感しました。これが「生活」なんやなあ！　と改めて思いもしました。

 

そして、分け隔てなく石井さんの温かく包み込まれるような優しさに、人は惹かれ、石井さんについて行けば安心出来て、その場に居るだけでも良いんだ！　と思えるような温かい空間でした。

 

見学の日を境に、私は更に“いしいさん家”と石井さんの大ファンになりました。そして、何度も訪れたい場所になりました。

 

皆様が日々、楽しく過ごせますように！　

 

２０週年　３０週年と積み重ねていく毎にパワーアップし続けられることを願いながら、“いしいさん家”をいつまでも応援させていただきます。

 

松崎しのぶ