ご好評により本プロジェクトのマッチングギフトの支援額は満了致しました。
みなさまの引き続きのご支援をお願い致します。

 

ISHINOMAKI2.0の渡邊です。

たくさんの団体にお世話になりながら、プレーパークをなんとか続けて来たなかで一つ最も嬉しかったことがあります。

それは、何百人ものたくさんの子ども達が遊びに来てくれてた日でも、たくさんの寄付金をもらえた日でもありませんでした。
1回目のワークショップに参加してくれ、毎回プレーパークに遊びに来てくれるある男の子の言葉でした。

彼は、中瀬から歩いて10分足らずの場所にある石巻小学校の5年生です。歳の離れたお姉ちゃんやお兄ちゃんがいるようでとても、クールで色々なことに興味を持っています。

 

 

1回目のワークショップでは、普段のプレーパークの様子を思い出しながら自転車やロープのピラミッドの絵を描いてくれました。
そんな彼が遊びに来たある日、こんなことを話していました。

「僕は震災後、この2〜3年で凄く生活が変わったんだ。」

こうきり出されると多くの人々は、悲しい思い出が話されるかと思えるでしょう。しかし、彼からの話は違いました。

「震災がおこる前は、土日になると学校が休みだから土曜日の朝に宿題を終わらせてしまうとそれからず〜っとゲームをしていたんだ。最近のゲームは家の外にでなくてもインターネットを通して友達と対戦できて、外で遊ぶどころか友達の家に遊びにいくこともなかったんだけど、ISHINOMAKI2.0ができたり、イトナブ(ITの開発拠点)ができたり、プレーパークに大好きな自転車が来たり、外にでてみると楽しいことに出会えるってわかったんだ。 だからそれまで家からほとんどでなかったんだけど、最近は遊びにいくようになったんだよ。」

様々な、子どもや学生向けのワークショップに参加するといつも思うのは、人前で自分の意見や考えを上手く表現できない子どもが多くいます。でも彼らは、決して考えていないのではなく、表現する機会に恵まれなかったので方法を知らないのだと思います。

震災があるなしに関わらず、外で騒ぎ回るとすぐに苦情につながり、自己が起ったら誰が責任をとるのか・・・という大人の都合により外で自由に遊べない環境が増えた社会そのものが、子どもが自由に表現できる機会を奪っていったのではないでしょうか。

子どもにとって必要なのは、完全に安全性が保証され、立派なアトラクションだらけの施設や遊具のみではなく、「面白い場所がある」という事柄そのものであり、それを通して外出の切掛けをつくることなのではないでしょうか?

自然の中や、街の中に自分で出かけていくと楽しいことがたくさんあります。そうした楽しいことを与えられるのではなく自分達の考えて探していける環境をつくることが必要です。そうした街や自然との関わりが自分の生まれ育った場所への愛着につながり、地域が再生していく鍵にもなると思うのです。

子ども達のアイディアがつまった移動式の遊具ができて、子ども達のお家の周りに運んでいけたら、外で遊ぶことを忘れていた子ども達が街にリリースされる切掛けになれば・・・と思います。

残り10日となりました。たくさんの方々に支援をいただいている一方でまだまだ目標の金額にたりません!! 皆さんの思いをつないでいけるように、なんとかご支援よろしくお願いいたします。

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