【いすみ鉄道を応援する人々③】鈴木 和之さん

【いすみ鉄道を応援する人々③】　鈴木 和之さん

　千葉県の内房・外房両沿岸、房総半島の中心を貫く「小湊鐵道・いすみ鉄道」合計66ｋｍの「房総横断鉄道」をテーマにブログ「房総横断鉄道の夢に乗る」を開設し活動させていただいております。

　「いすみ鉄道」では「国吉駅」の観光駅員ボランティアにて活動を始め、2012年の春より、「大原駅」多客期案内から、「いすみ鉄道」パートタイム職員をスタート。その後、同年夏には「五井～大原」の行先表示板を付けるなど計画した「房総横断列車」企画を実行し、その流れで「キハ列車(昭和レトロの列車)」のアテンダント勤務もスタートいたしました。

　

　以来、週末や大型連休のみになりますが、約8年間に及び、イベントや出張物販なども担当させて頂きながら現在に至ります。観光駅員時代は「助役」だったため、現在でも多くの方にそのあだ名で呼ばれております。

　いまや「ローカル線」は単に地域交通というより、季節を感じる特産物や、里山風景など長閑な雰囲気で癒しとなる魅力など、世界中に広める事が出来る素晴らしいツールとなっております。また、近年では「ローカル線」に対するファンや支援をされている方も増えていて、年々盛り上がりを見せているのは非常に嬉しい事であります。

　

　しかし、鉄道はそもそも「大量輸送」に適した交通手段であり、たとえ輸送人員が多くないローカル線でも安全装置をはじめ普通の鉄道と同等の設備を求められたりと、非常にコストがかかる輸送手段でもあります。 その「負」の部分を使ってでも残す価値のある鉄道へ・・・ 現在の地域経済を鑑みても皆様がそう思って頂ける、走っていて良かった！という鉄道にしていかなければ絶対に残れないと常に危機感も感じております。

　

　今回の「クラウドファンディング企画」に際し、応援される方々の得意分野や特技が合わさり、醸造されることによって益々ローカル線「いすみ鉄道」の魅力が高まるのではないか、大いに期待と希望を寄せている所であります。特に、お客様を迎える壁画は大いに楽しみにしている所存でありますし、素晴らしいゲートウェイとなると思います。 いろんな方が特技を持ち寄る、そして積み上げて行く・・・ 素晴らしいことではありませんか！

 

　今後も、まだまだ「いすみ鉄道」には伸びしろがあり、もっと魅力を引き出せると確信しています。今回のクラウドファンディングを契機に「夷隅地域のアイデンティティ」となる鉄道に益々邁進していく事を祈念いたしましてメッセージに代えさせていただきます。

　

　支援者の皆様、今度ともいすみ鉄道ならびにクラウドファンディング大成功への応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

鈴木　和之　拝