出張あそび場「プレイカー」で被災地のこどもたちを笑顔にしたい!
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は1月5日(日)午後11:00までです。

支援総額

669,000

目標金額 10,000,000円

6%
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90人
残り
33日

応援コメント
まさ
まさ5時間前みなさま、お体に気をつけて、無理せず活動頑張ってください。みなさま、お体に気をつけて、無理せず活動頑張ってください。
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は支援金を受け取ります(All in 方式)。原則、支援のキャンセルはできません。支援募集は1月5日(日)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

▼はじめに

 

「大声で叫んでもいい?」

この言葉は、水害の被害が大きかった地域でこどもたちと遊んでいる時に聞いたものです。普段東京で活動する私たちにとって、あまり聞くことのないお願いでした。「いいよ」と答えると、怒られそうなほど大きな声を出していて、とても吹っ切れた様子でした。その男の子は「この仮面ライダーのおもちゃ、泥の中から見つけたんだ」と教えてくれました。地震や水害を経験する中で、我慢を強いられながらも、こどもたちはつらい環境で遊びを見つけようとしているのだと感じました。

避難所で遊ぶこどもたち

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

能登のこどもたちの現状

現地での復旧でかなり遅れているのがこども支援の分野です。

元日の発災から、学校や学童、公園や広場など、こどもたちの生活やあそびの場は避難所や仮設住宅になっていきました。家や親しい人を失ってしまったこどもたちや、家から遠く離れた学校に通わざるを得ないこどももいますが、ゆっくり話を聞いてあげる大人の存在や友達同士で思いっきり発散するような機会もありません。残念ながら、こどもたちは常に後回しにされてしまっています。

地震被害の様子

 

被災時だからこそ安心して遊べる場が必要に

災害を経験したこどもたちはトラウマを持ち、うつ状態になってしまったり、「震災ごっこ/津波ごっこ」のように、本能的に自己治癒あそびを行って乗り越えようとしたりすることがあります。

その際に、周囲の大人が適切なケアやサポートができないと心に深い傷を負ってしまう場合がある一方で、周囲の大人の多くもまた被災者であり、余裕がないことが多いため、専門家やこどもとの関わりを経験してきた人材による居場所やあそび場の展開が求められます。

特定非営利活動法人 Chance For All にて作成

 

特定非営利活動法人 Chance For All「こどもの声から考える「小学生の放課後 well-being」レポート 2023」より

 

ここまでの取り組み

学童保育が再開できない地域において現地のみなさんと一緒に民間の居場所を運営して無料でこどもたちを受け入れたり、夏休みには輪島市、珠洲市、社会福祉協議会等と連携して18箇所で30回のあそび場を開きました。

また、他にも移動式あそび場全国ネットワークとも協力しながら全国の仲間たちと一緒に能登半島のこどもたちにあそび場を届けてきました。

公園でのあそび場開催の様子

 

再び見舞われた豪雨災害

輪島のみなさんと「これからこどもたちのために、能登の自然や環境を活かした新しい取り組みをどんどんやっていこう!」と話したちょうどその次の日、豪雨災害が発生しました。 

再び学校や学童が閉鎖となり、避難所での日々が始まりました。「でもとにかく、再び居場所が失われてしまったこどもたちのためにできることをしよう!」そう話し合って再びボランティアを募集し、能登半島を飛び回りながらこどもたちの状況を確認し、あそび場を開いているのが現在です。

水没した仮設住宅

浸水被害を受けた中高生のための居場所施設

 

 

▼プロジェクトの内容

 

移動式あそび場(プレイカー)とは

車に様々なあそび道具や素材を載せて、公園や仮設住宅、公民館などを移動しながら各地であそび場を開催する取り組みです。さまざまな地域で、さまざまな方々と連携して活動を実施しています。

搭載した多様な玩具や素材であそぶことができるほか、プレイカーの中でごっこ遊びをしたり、すべり台で滑り降りたり、たくさんのあそびを展開することができます。屋外でも室内でも、いつでもどこでも「あそび」を届けることができ、さらにあそび場を中心として地域の人々が繋がり合う場にもなります。

広場にあそび場を提供するプレイカー

 

こどもたちの居場所やあそび場を取り戻す

今回、まずは被災地で失われている居場所やあそび場を運営してこどもたちが毎日を笑顔で過ごせるようにします。学校や学童が平常通り運営でき、こどもたちが遊びに行ける場所や相談できる相手が確保できるような環境を取り戻します。

私たちの約束は以下の三つです。

・無料で誰でも参加できること

・行政や地元のみなさんと連携して開催すること

・困っている子がいれば人数に関係なく駆けつけること

 

それと同時に、金沢にある大学等と連携して普段から若者が能登半島でこどもたちの居場所やあそび場を運営したり、ボランティアを行える仕組みづくりをすることで「平時でも被災時でもこどもたちの居場所やあそび場が保証される社会」を実現したいと考えています。

移動式あそび場(プレイカー)を利用して空き地であそぶ様子

 

ご支援金の使い道

少なくとも半年、長ければ一年ほどはこどもたちが日常に戻っていくための支援活動を実施します。そして10年後も20年後もずっと継続していけるよう、現地団体にプレイカーやノウハウを引き継いでいくにはどうしても様々な資金が必要になります。

 

 

▼今後の展望とビジョン

 

そもそもこどものあそび場はなくなってきていた

現地のこどもたちと遊ぶ中で「こんなに楽しかったの初めて!」「また絶対来てね!」と嬉しい言葉をかけてもらう一方で「地震が起きなかったらこんなに友達と遊べなかったなー」「今の方が楽しい」と無邪気に言うこどもたちを見て複雑な気持ちにもなりました。

「地震が起きてよかった。だっていろんなお兄さんやお姉さんが来てくれるんだもん」

この言葉が象徴するように、過疎地域のこどもたちのあそび場がないことはとても深刻です。地震が起きたことによっていろいろな団体が支援に入り、そのお兄さんお姉さんと一緒に遊ぶことができるから、楽しいんだと。そう考えると、普段こどもたちはどこで遊んでいるんだろうという疑問が出てきます。普段どうしているのかと聞くと、「基本的には家でゲームしてるかごろごろしてるだけ。でも、ゲームしてるとおばあちゃんに怒られるんだよね」と。「ゲームをしたいわけじゃなくて、遊ぶところも遊ぶ友達もいないんだよ」と教えてくれました。

あそびの中で伝えられるこどもたちの声

 

平時からのつながり

被災時においてもこどもたちのwell-beingを保ち、こどもの権利を補償していくためにも、専門性が高く発災時に現地でリーダーシップをとっていけるネットワークを構築することと共に、それを通じて、緊急時だけでなく平時のこどものあそび場の不足や地域の防災力を高めることにもつなげていきたいと構想しています。

取り組んでいきたい課題の全体像

 

 

▼CFAについて

 

活動紹介

私たち特定非営利活動法人 Chance For Allは、「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」をビジョンとして掲げ、2013年の設立以来、「こどもたちのため」につながる活動を続けてまいりました。

主にこどもたちの放課後の居場所・あそび場づくりの活動をしており、もう一つの家族のように温かみのある学童保育「CFAKids」や、こどもたちが自分の意志で来れる居場所「駄菓子屋irodori」、さらに墨田区では千葉大学と連携して毎月無料のあそび場「あそび大学」を運営しています。また、近年では、公園をもっと楽しい場所にする取り組みや、こどもたちと本をつなげる活動も始めています。

HP:https://chance-for-all.org/

 

メンバーからのご挨拶

◼️川合福太郎(ふくちゃん)|特定非営利活動法人Chance For All 担当職員|2000年1月18日生まれ

能登半島地震が起こって3ヶ月ほど経った時、人生で初めて能登に足を運びました。復興の中心となる方々も、被災当事者。先が見えない中で、いつまで、どのように活動すれば良いのかわからず、仲間も集まらず、とても疲弊した現地の方々の声を多く耳にしました。その声をお聞きして、「これは長期間ここに入らねば」と思ったのが、能登に長期滞在してこどもたちのあそび場作りを始めたきっかけです。

 

ようやくボランティアの方も多く集まり始め、避難していたこどもたちも戻ってきて、やっと未来の話をしようという雰囲気が生まれ始めた矢先、豪雨災害が襲い掛かり、能登はまたしても大きな被害を受けました。

 

「なんとかしたい!」「また自分が行かねば」そう思い、再び能登の被災地であそび場活動を早急にスタートさせました。現地での活動を進めながら、私の力だけで仲間を集めるには限界があります。皆さんの「なんとかしたい!」の気持ちを少しだけ、能登こどもたちにシェアしていただけると、とても嬉しいです!よろしくお願いします。

 

◼️飯村俊祐(むらせん)|特定非営利活動法人Chance For All 担当メンバー

地震、水害と二度も被害を受けたこどもたちが将来幸せだと感じるために、今自分に何ができるのか。

私が初めて輪島に来た7月末から、輪島市のこどもたちとたくさん遊び、たくさん話す中で、このことをひたすら考えてきました。

 

「学校は地震の影響で授業が遅れてしまったからイベントを削って授業が増える。」

「仮設の校舎で遊んでいるけれど、遊具もなくてボール遊びもできなくてつまらない。」

「地震が起きてよかった。地震がなかったらこんなにお兄さん来てくれないでしょ?」

「地震のおかげで金沢に避難して気が合わない友達と離れることができてよかった」

「グラウンドは仮設住宅になってどんどんなくなるから、お店のはじっこのフリースペースに行くけど、うるさいとお店の人に怒られた」

「家に帰っても友達の家が遠いから遊べない。でも家でスマホいじってると親に怒られる」

「いじめられてしまったけど、人数が少なくて一緒のクラスにしかならないからつらい」

 

これらは実際にこどもたちから私が聞いた生の声です。

こどもたちは、はたから見ると、まったく悩みを抱えていないように見えます。一見ものすごく元気なこどもたちばかりです。でも一緒に全力で遊んで信頼関係を築いていく中で、こどもたちはぽろっとこんな本音を言ってくれます。

苦しんでいるのかどうかわかりづらいがゆえに、そして身近な大人の前で自分は我慢しなくちゃと思うがゆえに、こどもたちへの支援は後回しになっていきます。

 

今、輪島のこどもたちが抱えている悩みは、地震から時間がたってだいぶインフラが落ち着いてきたから大丈夫ということではありません。普段から安心して遊ぶことのできる場所はいまだにないのです。

このような大変な環境で過ごしてきたこどもたちですが、こどもたちが大人になって振り返った時に「案外楽しい記憶だったな」と思えるように、今できることは全力でこどもたちと一緒になって遊ぶことだと信じ、活動を続けています。

 

ただ、私たちだけでこの活動を実行して短期で終わらせてしまうのではなく、何年先も居場所や遊び場が継続できるよう、地域の方と一緒にこどもたちを見守っていける体制を整えていきたいと考えています。

能登の未来を明るくするために、こどもたちにとって「あのとき楽しかったな」という記憶にするために、皆様からのご支援をお待ちしております。よろしくお願いします!

 

 

▼応援メッセージ

 

移動式あそび場全国ネットワーク代表 星野諭(カービー)さん

私も輪島にあるこのプレイカーづくりに参加しました。

仮設住宅や学校などで、あそび場を届け、被災地でただ遊ぶ!遊ぶ!遊ぶ!という子どもの居場所づくり。これが本当に今、大切です。年2回もの大きな災害を受け、物理的にも、精神的にも厳しい状況の子どもにとって、この遊びの楽しいという体験が、今を感じ、今を生き、今と未来につなぐ大きな力になります。

また、単なるモノの支援でなく、プレイワーカーがいることで、子どもの内なる声を聞き、表出できる環境をつくり、子どもと子ども、おとなとおとな、そして地域をつなぐことができます。

いつでも、どこでも、遊べるこの移動式あそび場こそ、今の能登の子どもたちに必要なことなのです!みなさんのご支援で、たくさんの場で遊び場を出前できます。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

注意事項

1. 本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容にて実行いたします。

2. 目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。

3. 刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。

 

<災害支援実績>

・実績:能登半島地震後に輪島市、珠洲市、現地団体と連携してこれまで多数のあそび場の運営や学童保育等のこどもの居場所の運営のサポートを行ってきました。現在も学童等が再開できない地域において臨時の居場所、あそび場を運営しています。

・現地における他団体との連携状況(社会福祉協議会、行政、NPOなど)および事前協議の有無:輪島市、珠洲市及び社会福祉協議会と連携してあそび場の運営を行っています。

 

 ※プロジェクトページ内に使用している画像について、保護者より掲載許諾取得済み

 

プロジェクト実行責任者:
中山勇魚(特定非営利活動法人Chance For All)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2024年度末までは基本的に毎日、居場所やあそび場を運営します(移動や休養などに必要な休みや年末年始などを除く) 2025年度は週末や学童等の居場所がない地域を中心にあそび場を運営すると共に、地元の居場所やあそび場を運営する団体の支援を行います。また、金沢の大学生が能登に滞在しながらボランティアができる仕組みを構築します。2024年度(6ヶ月分)…350万円  プレイカーの運用費用(保険、ガソリン、修理等諸経費)…50万円  居場所/あそび場の運営費用…50万円  常勤職員一名…125万円  ボランティア受入費用(交通費、滞在費等補助、延べ300人)…100万円  その他、備品消耗品等購入費…25万円  2025年度…650万円  プレイカーの運用費用(保険、ガソリン、修理等諸経費)…100万円  居場所/あそび場の運営費用…100万円  常勤職員一名(6ヶ月)…225万円  ボランティア受入費用(交通費、滞在費等補助、延べ600人)…175万円  その他、備品消耗品等購入費…50万円

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生まれ育った家庭や環境に関わらずだれもが幸せに生きていける社会の実現を目指して、放課後のこどもの居場所づくりをしています。

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生まれ育った家庭や環境に関わらずだれもが幸せに生きていける社会の実現を目指して、放課後のこどもの居場所づくりをしています。

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