こんばんは!

 

 

聴覚障害者にとって欠かせない情報保障は様々ありますが、
中でも一般的なのが、手話通訳(者)です。

 

■手話通訳者とは
聴こえる人と聞こえない人のコミュニケーションを保障し、

人と人のつながりを支援し、聞こえないことにより不利益を生じないよう通訳することを目的に任務を遂行します。
通訳するにあたって、個人情報やプライバシーに関することも知ることになるため、手話通訳者には高い倫理観(守秘義務)と公正な態度、忠実に通訳すること、幅広い知識及び高い通訳技術が求められます。

そのため、手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)では、

「障害者福祉の基礎知識」「聴覚障害者に関する基礎知識」「手話通訳のあり方」「国語」、また手話通訳技術の科目があり、手話通訳者として必要な技能を求めています。

 

通訳現場は、下記のようなケースが主です。
・病院(受診、診断)
・教育機関(学校、職業訓練校、大学など)
・職場(会議、講習、講演など)
・行政機関(区市役所、裁判所、警察など)

 

例えば、病院で通訳する場合、
病名や薬名、身体の部位など、正確に伝達するために、

それらの知識や、ろう者がわかるような手話表現の技術が必要となります。

そのため、医療の手話テキストというものが存在します。

 

ろう者が手話通訳を利用する現場は、多様多種あり、

スポーツにおいてろう者がいる場合は、

それぞれのスポーツの専門用語手話テキストがあり、

手話通訳の養成に使われたりしています。

 

ですが、
空手専門用語の手話テキストは、まだ国内にありません。
そのため、空手の大会などに手話通訳者の派遣を依頼する際、
「この形名は、手話でどうやるのですか?」
「「有段」「有級」は手話でどうやるのですか?」
「突きとか手刀受けとかこれは手話でどうやるのですか?」と聞かれることがあります。

 

毎回手話通訳者が派遣されるたびに、ひとりずつに、教えるのも大変なので、
空手の専門用語手話テキストがあると助かる、という声がありました。
その為、よく使われる単語・名称を抜粋した空手専門用語手話テキストを去年、作成しました。

派遣する手話通訳者にこのテキストを配布するようにしています。
そのおかげで、よりスムーズに情報の伝達が出来るようになりました。
さらに空手のルールやマナー的な部分においては、手話通訳者にとっても必要な知識となるため、空手の専門手話通訳の養成事業も計画しています。

 

難しい話となりましたが、

手話通訳者はろう者の介助ではなく

英語やフランス語の外国語通訳者と同じく、プロの職人としての立ち位置にあります。

 

手話通訳者は、正確に通訳するために集中力が求められたり、

舞台上で衆目のなか長時間立ったまま行ったりすると、

身体的・精神的に大きな負担がかかります。

そういった環境のなかで、過度の疲労により集中力が切れてしまうと、

正確な情報伝達が出来ないことがあります。

そのために2~3人の通訳者が15~20分毎に交替しながら通訳するのが一般的です。

 

クラウドファンディングも残り14日となりました。
引き続き、応援よろしくお願いします。
 

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