1年前のちょうどいま頃、『おかえり沼牛駅』という駅舎公開イベントを開催しました。

 

初めての試みだったことからも「一体どれぐらいの人が訪れてくれるのだろうか…」という不安の中準備を進めていましたが、当日は地元や全国各地から約800名近い方々にお越しいただき、ただただ『沼牛駅』が人を引き付ける魅力のすごさに驚くばかりでした。

 

そのイベントの日、かつて沼牛駅を利用していた地元の同級生だった方々が、ひとり、ふたり、と偶然にも集まり、気が付けば『同窓会』となっていたのです。

 

 
イベントは1日限定でしたが、地元幌加内町民の方をはじめ、かつて幌加内や沼牛駅とゆかりのあった方も各地からかけつけていただき、「久しぶりだね~元気してたかい!!」「いや~きてたんだね~懐かしい!」と、お話しされている様子があちらこちらから聞こえてきました。

 

その中、沼牛駅がある下幌加内地区にお住いの70歳代の方も駅にお越しいただき、「昔はよく利用したね~」などとお話をされていたところ、地元に住んでいる同級生の方がひとり、ふたり、と、偶然にも駅に訪れ、ワイワイと楽しく話されていました。さらに、かつて沼牛駅の駅長をされていた方の息子さんも、イベントのことを知り遠くから掛けつけ、事前に呼びかけあっていたわけでもないのに、偶然がいくつも重なって沼牛駅で『同窓会』のようになっていたのです。

 

 
いまでこそ列車は走ってきませんが、そこに昔からの『駅』がいまでも残っていたからこそ、ささやかなイベントであっても自然と『人』がそこに集ってきて、奇跡的な同窓会や懐かしの再会、当時の様子を知らない人であっても、どこか『懐かしい』と思い引きつける魅力が、この沼牛駅にはあるのです。

 
鉄道遺産としての価値、構造物としての希少性はもちろんですが、なにより地域にゆかりのあった人やどこか懐かしさを感じる人たちを引きつける魅力は、風雪に耐えてきたこの建物だからこそ持ち得る力かと思います。

 

 
そんな『沼牛駅』の魅力に少しでも多くの人に触れていただくためにも、保存修繕に向けたプロジェクトにぜひご支援ご協力をお願いいたします。

 

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