野良猫45匹の見守りパトロール。一緒に支えて下さいませんか?

猫の不妊手術の日は、いつも緊張します。

無事に捕獲できるか、運搬できるか、途中で想定外のことが起きて、猫が脱走したらどうしよう・・・と思うと、ずっと気を抜けません。

ひばりの不妊手術は予定通りに済んで、安心しました。

ここで＼(^o^)／するくらい嬉しいはずなのに、手放しで喜べないことが起きてしまいました。

 

通常は、朝捕まえて病院へ運搬、当日夕方にリリースという段取りですが、ひばりは夕方にしか現れないため、前日の夜に捕獲、当日朝に運搬という段取りにしました。運搬と一泊は、車を出してくださるサポーターさんが受け持ってくださいました。

 

2月10日の夕方、サポーターさんがいつもどおり、つばめとすずめのきょうだいにゴハンをあげています。

 

2月11日、朝8時台、区役所から、猫たちの居場所のすぐそばの道路に犬の死体がある、と、市の回収業者に連絡がありました。

朝9時台、業者が回収に行くと、それは犬ではなく猫だったそうです。

午後3時から4時ごろ、エサやりさんが行くと、すずめだけがいました。

午後5時、別のエサやりさんもすずめだけを見ています。

午後5時半、私が来た時も、すずめしかいませんでした。

その後、ひばりを捕獲してサポーターさんに託した後、別のサポーターさんと共に、しばらく探しましたが、つばめは出てきませんでした。

 

2月12日。今日は朝から雨でした。

病院でサポーターさんと落ち合い、ひばりを預けて、別れた後、もう一度猫たちの居場所に行きました。

つばめはおらず、すずめが木陰に駆け込む姿が遠目に見えました。

つばめが姿を消したのは想定外の出来事でした。

すずめは、お母さんときょうだいが突然いなくなって、雨の中一人ぼっちで過ごしていたのでしょうか。

早くお母さんを返してやりたい！

 

つばめの痕跡を探して、周りの空き地や、会社に訪ねてまわりました。

営業中の会社からは、あまりいい顔をされません。

小規模の自営業とかは対応してくれることもありますが、大きな会社であればあるほど、見下したような慇懃無礼な対応をされます。

会社の駐車場など、敷地内に野良猫が住みついて困っているという話はほんとにとても多いです。

でも、追い払うとか、エサをやらないといった対応では、何の解決にもなりません。猫は消えてなくなることはないからです。

前年比●％増とか減とか、頭の中は数字で一杯なのかもしれませんが、

困っているからどうかしてくれとか、被害者顔で他者に丸投げするのではなくて(他者がどうにかしてやる理由はないわけですから)、前向きな方向に積極的に関わってくれれば、もっと解決も早いのにな、と思います。

 

一旦うちに帰って、市の回収業者に問い合わせました。

そして初めて、昨日の朝、すぐそばに猫の死体があったことを知りました。

毛色や特徴を根掘り葉掘り尋ねると、回収の担当者から話を聞いてくれて、

「丸い体型の」「黒猫」「胸に白毛はなかった」「しっぽは長かった」

との特徴から、死体はつばめではないだろう、ということになりました。

担当者の話が正確だったとすればですが・・・。

 

夕方、ひばりを迎えに行き、元の場所に戻しました。

すずめの姿もありません。どこか濡れない隠れ場所にいるのか・・・

キャリーから出されたひばりは、一目散に走り去りました。

お耳カットをしてあります。

 

明日、私は仕事なのでサポーターさんにお願いしてあります。

私の相手は保護猫ではなく野良猫なので、このまま二度と会えないこともないわけではありません。

つばめが無事でありますように、また会えますように。