盲導犬あるある「繁殖犬編」（２０２１／１０／２８）

　このプロジェクトも明日23時で終了となります。ご支援くださいました皆様ありがとうございました。まだまだ明日の時間いっぱいまでご支援をお願いしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。盲導犬あるあるシリーズ動画も本日が最終となります。最終は繁殖犬編。

　盲導犬たちは、盲導犬としての適性をもつお父さん犬とお母さん犬から生まれてきます。盲導犬たちは、社会で活躍するという役割のため不妊手術をしますので、子どもたちを産むことはできません。そのため当協会では、子犬たちを産む役割の犬、つまりお父さん犬とお母さん犬である繁殖犬を盲導犬とは別に飼養しています。

　繁殖犬たちは、他の犬たちと同じで繁殖犬ボランティアのご家庭で日々を生活しています。そして子どもを産めるタイミングで協会に預かり、お母さん犬とお父さん犬を交配、そしてお母さん犬はボランティアのご家庭で出産、育児をします。

　繁殖犬たちがその役割を果たすには、日々の健康管理がとても重要です。特にお母さん犬は妊娠中、出産、育児と動物病院での診察や検査、時には帝王切開などの手術が必要となります。そしてお母さん犬は６歳、お父さん犬は８歳を目途にその役割を引退し、その後はボランティアのご家庭で繁殖犬の引退犬として生活していきますが、将来的な繁殖器官の病気の発症を防ぐことを目的に不妊手術を行います。

　健康な盲導犬が育つには健康なお父さん犬とお母さん犬の活躍がかかせません。繁殖犬たちが健康で毎日を過ごし、次世代を産み育てるという大切な役割を果たせるよう繁殖犬たちの医療費にご支援どうぞよろしくお願いいたします。