原点…あり方　犬ボラ

皆様こんにちは、KDP菊池です。

 

原点。
あり方。

私は右も左もわからない状況で保護を始め、
YDR横浜ドックレスキューの北浦清人氏に出会い
震災より見せて頂き、犬ボラとは。を。
北浦氏の背中より見せて頂きました。

 

私の宝です。

 

ですが、勿論、北浦氏は多くを語りません。

 

勿論、私も若造なので多くは自分から聞きません。
若造の変なプライドがあったからです。

 

北浦氏は、私がこの業界で唯一信頼している方で
私に、その北浦氏が持っている背中で教えてくれました。

 

 

今、西でも関東でも沢山の犬達を捕獲できているサークルトラップも
北浦氏が作り上げ、私に教えて下さったトラップです。

 

昔、震災警戒区域を共にさせて頂いた時、
私は犬を捕まえる。に、燃え周りが見えて居ませんでした。

 

 

ある飼い主様から依頼された犬をキャッチした後
私は浮かれ、救った。と心浮かれた時に、
ふと横を見ると、私の親父でもおかしく無い年齢の北浦氏が
ぶつぶつ独り言を言いながら、その犬のうんちを片付けていました。

「飼い主さんの家族が帰って来たら悲しむからな、綺麗にしてあげないとだから。」
っと言いながら。

 

私は、浮かれていた自分がとても恥ずかしくなりました。
寒くなりました。入る穴を探したい気分です。

 

私は何もわかって無く、被災した皆様の土地に入っていたのです。

 

 

犬ボラとは、皆がやりたがらない影の汚い仕事をやって、初めて犬ボラと言えるのです。
ボラの進化を問われるのはこの時なのです。
自分の犬ボラのスキルをアップさせるかしないかは？なんです。

 

ボランティアは活動に参加するのと
自分がするのでは意味が違うのです。

 

その時、私はあ、違う。この人は最初から自分と違う。
…勝てない。優しいんだ。と思いました。

 

私は、犬を救うしか見て居なく
被災者皆様家族の事を考えていなかったのです。

気がついた瞬間に、私は北浦氏の顔を恥ずかしくて見れませんでした。

 

私は北浦氏の背中を見て、沢山の人に支えられて今があります。

 

あり方。
これはとても重要です。
今、この愛護の業界は何でもあり。
間違いがとても多い。

 

あ、思い出しました。
ニュースになったのですが
少し前、千葉でドベをパクった
自称保護団体スタッフの若い女性が捕まりましたよね？　
皆様はあのニュース見た時、何を始めに思いましたか？

 

私はニュース見た瞬間に、捕まった女性がかわいそうと思いました。

 

わかります？

 

誰もあんな簡単な事案を導いて解決する方法を教えてあげる人がいなかったからです。

 

保護と言う間違え無ければ正しい道に、
希望とやる気と興味がある若い光に対して
ちゃんと教えてあげられる人が居なく、導いてあげられず…。
あのニュースを見た気がします。

 

例え、正しい道でも正しい道を間違えてしまったら
それは間違ったら道だからね。

 

 

さて、あと数日でみんなを守って来てくれたデッキともお別れです。

これから数日、民族大移動や窮屈な生活になりますがみんな頑張って行くよー♪

 

皆様本当にありがとうございます！
引き続きよろしくお願い致します🙇

 

KDP　菊池 英隆