賀茂県主同族会の山本宗尚です。

 

このたび、『賀茂祢宜神主系図』(当会所蔵、国指定重要文化財)の全画像と全文検索システム(系図データベース)の維持・拡張を実現いたしたく、支援募集を開始しました。

 

賀茂系図の原本を閲覧する機会は年一度で、人物の特定には巻物を順に目で追う以外に方法がなく、利活用に不便を生じていました。系図データベースはいつ・誰でも賀茂系図を閲覧するだけではなく、該当者を一瞬で見つけ出すことができます。

 

系図資料は、ともすれば一族のみに関係した内向きのことと捉えられるかもしれません。しかし、『方丈記』の著者である鴨長明や、蹴鞠の名手として知られる賀茂成平をはじめ、賀茂氏が輩出した数々の文化人の記載があり、平安時代から明治時代初めまでの神社・社会のありようや時代による変化を知ることができます。また、平安時代から明治時代初期まで連綿と書き継がれた系図に記載された人物と情報をキーにして、膨大に残された上賀茂神社関係の史料とつなぎ合わせることで新たな発見を得て、学問の発展につなげることもできます。

 

系図の保存・次世代への継承はもとより、系図資料の活用を通じて、文化の向上・発展に寄与したいと思っています。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。