解体の危機！半世紀を走り抜いた名車「キハ2004」を守りたい

　前回の日記では大掃除と色差しタッチアップの状況をお知らせしましたが、５月８日には筑豊アクションプロジェクトによる爆破体験イベントが金田駅で行われ、テレビ２社による取材も行われました。

　まず行われたのは、６月に本撮影が予定されている、大手放送局のリハーサル撮影。

　リハとはいえ、たまたまこの日アクション撮影に申し込まれた全国からのアクションファンの皆様は、カメラの前で迫真の演技。

すっかりおなじみになった永芳監督も、カメラやタイミングの指示は的確。

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倒れるタイミングから銃の構え方まで、熱がこもった指導が続きます。

　

　ホーム上の撮影後はキハでの銃撃戦やカーチェイス。

　車内外で、迫真のシーンが続きます。

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撮影を前に、常連さまへテレビ局のインタビューです

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爆破から逃げる青島刑事風？のスタント撮影。

「爆弾」を種明かしすると、渡り板の上に置かれた煙発火装置で、白煙を外側に向かって噴き出しているため、キハの車体には何の影響もありません。

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車内は発火用リモコンの線でいっぱい。

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　犯人から拳銃を突き付けられる運転士！！のリハ。

　参加者に開設する永芳監督も江川指導員ももう、お手のもの。「江川さん、演技派ですので大丈夫。」の監督に一同大爆笑。

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爆破されるパトカーとキハをバックに

犯人を連行する女性刑事の演出なんだそうです。

 

 

　大手放送局の次は、これまた全国ネットの放送局の取材でした。お知らせが遅くなってしまいましたが、５月１８日早朝にTBS系列で放送された「THE　TIME」の列島中継で、この爆破町おこしが登場。

さすがに、事前にエンジンアイドリングや多くの調整が必要なキハを、早朝のロケに運行するのは難しく、事前にキハ車内で収録できる部分をこの日に撮影。

本番ではRKB福岡放送局の武田アナが永芳監督と爆破ロケを繰り広げるシーンが展開されておりました。

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こちらはTBS「THE　TIME」の事前収録。

派手に拳銃を打ち合うシーンの想定に合わせ、火薬がたくさん発火しますが、上方に噴き出すリード線を手すりに設置しているため、

モケットが燃えているわけではありません。

 

 

　一方で、こうした爆破イベント日記を上げておりますと、一部で

　　　・「あんなに爆破して、キハは大丈夫なの？」

　　　・「爆風で、車体が痛むのでは」

との声も頂いておりますが、ご安心を。何の影響もありません。

　「爆破」とはいえ本当に爆発させて壊しているのではなく、映画演出用の火炎が立ち上る仕掛けや、運動会のピストルレベルの発火装置を用い、事後の映像編集で合成しています。

　先日の「イッテQ！」をはじめこれまでのテレビ放映を見ると、キハ車内外で無造作に爆破や拳銃の乱射を行っているように見えますが、専門の花火師さんが縦横無尽に発火用のコントロール線を張り巡らせ、永芳監督の絶妙な秒単位の合図でリモコン発火しています。

　そのため、これまで「爆破」によるキズや焦げは一切ありませんので、どうぞご安心ください。

　むしろ、キハの車体を傷めているのは、道路側からの夕方の西日です( ;∀;)

道路側の車体は、ひたちなか時代の海側で、反対側に比べもともとサビや腐食の激しい部分が多い箇所です。

　そろそろ、次なる補修の話も具体化してきました。

　そのためには、こうしてキハが、全国区で有名になってもらい、来るべき支援をお願いしたとき、少しでも多くの方に関心を持って頂くことが重要だと考え、このコロナ禍で収入が激減した平成筑豊鉄道とともにPRを行っています。

今回の取材やお客さまも、先般の「イッテQ！」をご覧いただきお越し頂いたと伺いました。

　願わくば、キハそのものの取材にお越しいただきたいところですが、貴重な機会と人とのご縁をひとつひとつ、大切にしていきたいと思っています。

実は永芳監督と守る会のY幹事、中学高校の先輩後輩どうしで、キハを通じ実に３０年ぶりの再会。

　ご縁がなければ、ここまでキハもメディアに登場することはなかったでしょう。