こんにちは。プロジェクト実行者の田中です。

私たちのスクールは、今日から新しいターム(学期)に入り、一気に生徒数が増えてにぎやかな一日のスタートを切りました。

 

朝は主に、日本に来たばかりの子ども・若者が集中的に日本語を学ぶクラスと、1日本語のカリキュラムが終わった後、高校進学準備のためのクラスで、来年の公立高校入試合格を目指す若者が学んでいます。

 

平日の朝から午後にかけて、毎日6時間学ぶクラスは、そのほとんどがフィリピンや中国、ネパールなどにルーツを持つ子どもたちが中心ですが、夕方、学校の放課後の時間帯や夜間は、ペルーやブラジルなど、中南米にルーツを持つ子どもたちがたくさん通ってきます。

 

ペルーやブラジルにルーツを持つ子どもたちのほとんどは、幼少期に来日したり、日本で生まれ育った2世の子どもたちです。

 

このスクールが拠点としている東京都の西側の地域は、日系ブラジル人の方々はそれほど多くはないものの、ペルーにルーツを持つ家族が比較的集まって暮らしていて、スペイン語を母語とする住民は珍しくはありません。

 

そんな日本で暮らす中南米出身者の方々を対象としたエスニックメディア、「Mercado Latino メルカド ラティーノ」というフリーペーパーに、私が5月にYahooニュース個人に寄稿した記事が、スペイン語に翻訳されて掲載されました。

 

日本で暮らす、「日本語がわからない子ども」の直面する現状と困難について書かせていただいた記事です。

 

私たち支援者は、日々の情報発信を「日本社会」、つまり、マジョリティに向けて日本語で発信します。子どもたちが抱えている課題、困難、制度上の不足や不備など・・・私も、1人でも多くの日本の方々に知っていただけるよう、日本語でブログやニュースなどを書いています。

 

でも、その発信は、いつも大半の「当事者」を置き去りにしてしまいます。子どもに関する議論が、子どもには届かないように、私たちが「あれが問題、これが問題」と話すときの言葉は、日本語がわからない子どもやその保護者には届きません。

 

私自身もなかなかできていないのですが、当事者やそこにかかわる家族が、自らが日本社会の中で「どのように語られているのか」を知ることは、とても大切なことだと考えています。

 

今回、メルカド ラティーノさんが記事をスペイン語に翻訳してくださったことは、本当にありがたく、ぜひたくさんのスペイン語母語の方々にお読みいただけたらなと思っています。

 

今回のもととなった記事は

 

 

です。

 

メルカド ラティーノさんの翻訳版はデジタル版もありますので、身近にスペイン語話者の方がおられましたら、ぜひご紹介ください。(p64-65)

 

 

 

 

新着情報一覧へ