子どもたちに音楽を。ソニー音楽財団が提案する、新たな支援文化

今回は、第1回（2020年度）に採択された14件のうち、いくつかの活動をご紹介します。

 

 

最初にご紹介するのは、

NPO法人アウフタクトの「神戸ジュニア吹奏楽団パレット」です。

 

 

神戸ジュニア吹奏楽団パレット

 

NPO法人アウフタクトは2016年設立、神戸市の小学生を始めとした、すべての住民の方々に、さまざまな活動を通じて、子どもの健全育成と、神戸市の音楽文化の振興に寄与することを目的とし、この「神戸ジュニア吹奏楽団パレット」を運営されています。

 

神戸ジュニア吹奏楽団パレットは神戸市唯一の小学生による吹奏楽団です。

 

活動は毎月2回、日曜の午前中に地元の会館でパート練習と合奏をしています。

 

プロ、パパママ、学生が“音楽の先輩”としてボランティアで指導し、一緒に吹奏楽を楽しんでいます。
 

今回の助成により、ユーフォニアム、バスクラリネット、ホルン等、不足している楽器の購入等に充てられることになります。

 

 

次にご紹介するのは、

アンサンブルトリオ「ソッリーソ」の「笑顔のとどけもの～小さなおんがく会～」です。

 

リトミック講師三人で結成されたソプラノ、ピアノ、クラリネットのアンサンブルトリオで、グループ名「ソッリーソ」はイタリア語で「笑顔」です。

2017年4月より、東京を拠点に活動されています。

 

生の音楽を聴き、その感動を家族や仲間と共有し、心豊かな時間を過ごし、自ら音楽を感じ、表現する喜びを体験してもらうことを目的とされています。

都内の子育てサロンや児童館、保育園、幼稚園などから依頼を受け、０歳の赤ちゃんから楽しめる参加型のコンサートを展開されています。

 

その他、0才から未就園児やその保護者を対象にさまざまな演奏会をされていますが、今回の助成は、病院内のコンサートということで、無料で行うという背景から、出演費や楽器関連費などに充てられる予定です。

 

 

次にご紹介するのは、

アンサンブル太陽の「アンサンブル太陽　ひなまつりコンサート」です。

 

結成7年目の吹奏楽団で、大分県を拠点として活動されています。

 

アンサンブル太陽は、障害のある方もない方も、ともに演奏を楽しみながら、お互いを理解し、支え合い、絆を深めながら、社会へも積極的にかかわり、ひとりひとりが、楽しい社会生活をおくっていくこと、を目的として、活動されています。

 

今回のひまなつりコンサートは、大分（おおいた）の、障害のある方もない方も一緒に音楽を楽しみ、音楽を通じて社会参加のきっかけと、障害児を含む、障害者に対する理解を深める場として、年に1度、このコンサートを開催されています。

 

楽器体験の様子
 

ダンスの様子
 

今回の助成は、この無料コンサート開催に伴う消耗品や譜面台、一部楽器購入費に充てられる予定です。

 

 

以上採択団体の活動より、一部をご紹介しました。

次回も引き続き、各団体の活動についてご紹介いたします。

 

 

全国で、このような地域に根差した活動を継続的に行われている各団体の皆様には、本当に経緯を表します。

 

 

より多くの子どもへの音楽活動の機会を増やすべく、ご欄になった皆様からの御支援・ご協力をお願い申し上げます。