子どもたちに音楽を。ソニー音楽財団が提案する、新たな支援文化

第1回（2020年度）に採択された14件のうち、いくつかの活動を引き続きご紹介します。

 

 

今回まずご紹介するのは、

特定非営利活動法人音楽のまちづくりの「良質な音楽によるこどもの豊かな情操教育及び自己実現を支援する活動」です。

 

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「音楽のまちづくり」は2006年、芸術文化の機会に恵まれない、京都北部の丹後半島に於ける、音楽普及を目的として、設立されました。

海外の音楽祭の招致や一般の方を対象としたコンサートの他、丹後地域の小学校、幼稚園での体験ワークショップや、障害者就労施設と連携して、チャリティコンサートを実施するなど、精力的に活動されています。

 

過疎地とされる　京都府京丹後市　における、主に経済的余裕のない家庭の子どもたちを対象に、プロの演奏家による楽器指導を含む学習支援、楽器体験ワークショップ、朗読と音楽が融合した、お話コンサートの開催の他、地域社会の一般の方々を対象としたコンサートの開催など、多岐にわたった活動となります。

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子どもから大人までの、幅広い年齢層に対して、プロの演奏による音楽と楽器にふれる、といった機会の提供を通じて、地域に根差す持続的な音楽普及を目的とされています。

 

同時に、指導者の養成を主眼に置きながら、様々な家庭の問題を抱える、子供の居場所を設けて、孤立を防ぎ、音楽が子どもの心の糧になり、成長するのを助ける、ということが、特徴となっています。

 

 

次にご紹介するのは、

社会福祉法人子供の町の「ミュージックボックス」です。

 

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歴史は長く、設立は１９４９年、埼玉県かすかべ市を拠点として、活動されています。

乳児を除いた、保護者のいない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を必要とする児童を、受け入れ、自立を支援するとともに、家庭復帰に向けた取り組みをされており、現在、児童養護施設「子供の町」、児童養護施設「エンジェルホーム」という２つの施設を運営されています。

 

今回の「ミュージックボックス」という活動は、児童養護施設で暮らす子どもたちが、音楽療法士の先生と一緒に音楽を楽しむ活動です。

 

 

様々な家庭の事情から、音楽に興味を持っていながらも、自由に楽器に触れたり、指導を受ける機会に、恵まれなかった子どもたちが、

音楽療法士による指導のもと、楽器に触れながら、安心して音楽活動を楽しみ、音楽を通して自己を表現することができるようになってきています。

 

 

今回の助成は、音楽療法士への謝金、交通費、楽譜代、印刷・製本費などに充てられる予定です。

 

 

次にご紹介するのは、

NPO法人打楽器コンサートグループ・あしあとの「見て！聴いて！一緒に演奏！打楽器コンサート」です。

 

 

設立は2001年、東京を拠点に、首都三県を主として活動されています。

 

「どんな環境下の子供達にも平等に音楽を！」をモットーに、未来を担う子供たちに、生の音楽で、心の育成を図ることを目的とされています。

 

コンサートに出掛けにくい方たち向けに、本格打楽器による出張コンサートを、これまで500か所、5万人を対象に実施されています。

 

 

東京・神奈川・千葉の児童施設、障害者施設、母子 支援施設、病院等の子供たちへ、マリンバ・ヴィブラフォン・世界の打楽器を使った、本格打楽器の出張コンサートです。

 

見る、聴くだけでなく、音に合わせて、体を動かしたり、合奏したり、プロの使用する楽器も体験できる、体験型コンサートとなっています。

 

 

ただ、対象となる施設は、予算のねん出が不可能なところが多いため、今回の助成は、コンサート開催にかかる謝金、旅費交通費等に充てられる予定です。

 

 

 

以上採択団体の活動のご紹介でした。

 

 

ここではまだまだご紹介しきれない素晴らしい活動の数々が採択されております。

 

 

引き続き、皆様からの御支援・ご協力をお願い申し上げます。