FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療に支援をお願い致します。

▼自己紹介

初めまして、こちらのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

桜神(おうか)のママの森谷明子です。

 

元は保護猫だった桜神は、コロナ禍で譲渡会を開くことが出来ないとのことから保護主さんに紹介をしてもらい、先住猫で同じく保護猫だった殿神（てんじん）の兄弟としてトライアルを始めました。

そして2021年3月23日、桜神は我が家の家族になり、一緒に暮らすことになりました。

 

【迎え入れた頃の桜神】

この頃からお兄ちゃん猫の殿神と、とても仲良しです。

 

▼FIPの発症から治療の開始まで

5月22日のこと。桜神の食欲がなくなり発熱もしていました。

翌日24日に病院に行ったところ、血液検査をすると「猫コロナの可能性がある」と伝えられました。猫コロナとは新型コロナウイルスとは異なり、FIP(猫伝染性腹膜炎）という名称で、致死率が非常に高く、熱を下げる薬を使っての延命治療をすることしかできないとのことでした。家族になってから2ヶ月、生後7ヶ月の桜神が突然このような難病にかかるとは信じがたく、治療ができないと告げられても、何か出来ることはないかと藁にもすがる想いで保護主さんに相談をしました。

保護主さんとのやり取りで未承認ながら薬が存在することを知り、27日に予約をして再度別の病院に行くことに決めました。

発症当日から数日の間に亡くなってしまう子もいるとのことで病院に行くまでの3日間、せめて体力だけは落とさないようにと、数時間置きに栄養価の高いペースト状のご飯を与え過ごしましたが、目の前の小さな命に、いつ万が一のことが起きるかと考えるのは悪夢のような日々でした。

そうして迎えた27日、精密検査を受け、FIP陽性との診断を受けました。

末期となると治療も開始できないとのことでしたが、数値から見ると中期の段階であり、しかしながら一刻を争うことに変わりなく、その場で治療を開始することに決めました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

桜神が発症したFIPはまだまだ未知の病気である上に1歳未満の子猫が発症するケースが多いと聞きました。

きっかけは、桜神を助けたい、しかしそのためには後述の理由から高額な治療費がかかるため、皆様に支援を頂きたくプロジェクトの立ち上げを決意するに至りました。

今後、私たちがプロジェクトを立ち上げることにより、それを通して認知度や解明が少しでも進み、不治の病ではなくなる事にもつなげていければ嬉しいと考えています。

 

微力ではございますが、同じくFIPと闘う猫ちゃん、飼い主さんに少しでも参考になればと、SNSにて投薬の様子を発信しております。

桜神は投薬が終了しており、現在は経過観察中の様子を発信しております。

このプロジェクトが終了しても発信を続けていきますので、ご覧いただけましたら幸いです。

 

Twitter ID:@koneko_oka

       

 

 

▼プロジェクトの内容

今回桜神が診断されたFIP(猫伝染性腹膜炎)について・・・

猫腸コロナウイルスという多くの猫が元から持っているウイルスの変異により

強い病原性を持つようになり、FIPを発症します。

腹水・胸水の貯蓄などの特徴を持つウェットタイプ、臓器の肥大・肉芽腫や神経症状などの特徴を持つドライタイプ、それらを併発した混合タイプに区分されており、桜神は混合タイプとの診断を受けました。

この病気が確認されてから今まで、FIPは不治の病とされており

少しでも長く延命したり、症状を和らげるしか方法がなく治療薬が製品化されていません。

そこで、日本国内では未承認ながら治療実績や有効率の高い医薬品を使用した治療法を

選択し、FIPという病気と闘うことを決めました。

桜神という小さな家族のため、出来得る限りのことをしたいと考えていますが

1日あたり5,600円×2カプセル＝11,200円

そして計84日の投薬が必要なため11,200円×84日＝940,800円

という金額が最低でも必要となります。

1日あたりの投薬量は猫の体重に合わせて変わるため、

治療開始時10ヶ月の桜神は、成長に合わせて投薬量も増えていきます。

加えて治療中の通院で必要な診察料、採血料、遺伝子検査料等、、、

大切な家族の命を救いたい気持ちと、なんでもするという覚悟はありますが

やはりこれだけの資金を工面するというのは大変難しいことでした。

そこで、皆様にお力添えいただけたらと考えたのがこちらのプロジェクトです。

 

以下に病院にて診察・検査・治療薬処方の際に出ている明細書を掲載しております。

※青でマスキングされている部分が今回治療に使用した未承認の薬にあたります。

 

【5月27日、FIP陽性の診断がおりた日】

 

【6月3日】

 

【6月10日】

 

【6月23日】

 

【7月1日】

 

【7月8日】

 

【7月21日】

 

【8月5日】

 

 

考えたくはないのですが、万が一、治療中・経過観察中に亡くなってしまった場合につきましては、すでに治療に充てている分で利用させて頂き、余剰分は一般社団法人「Share Life」様に寄付させて頂きます。ご理解の程よろしくお願いいたします。

（※一般社団法人ShareLife様から寄贈すること及び名称を掲載することの同意を得られています。

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

FIPが発覚した時、桜神は余命宣告を受けました。当時生後7ヶ月だった桜神と今後も一緒に過ごしていくために、未承認である薬を使っての投薬治療を行いました。現在は84日の投薬を終え、通院をしながら経過観察を行なっています。

今回こちらのプロジェクトを通してFIPという病気の難しさが広まり、不治の病から治すことの出来る病気に、また、いつか治療薬が製品化されるようになればと思います。

 

 

＜プロジェクト終了要項＞

・治療・手術対象    
桜神(おうか)、猫、雑種(ベンガルの可能性があるが、保護猫のため不明)、生後10ヶ月、オス(去勢済み)

・治療・手術内容    
FIP(猫伝染性腹膜炎)のため、カプセルを使用した投薬治療を実施

・治療・手術完了予定日    
2021年8月18日に投薬治療終了
さらに3ヶ月経過観察

・その他    
万が一、治療中・経過観察中に亡くなってしまった場合は既に治療に当てた分に使用し、余剰がでた場合には一般社団法人「Share Life」に寄付します。