【進捗状況】松井家文書（４件８通）：着々と進行するプロジェクトの報告です

いつも活動報告をご覧いただき、ありがとうございます！

当プロジェクトは2025年3月末にて終了しましたが、応援いただいたみなさま方へこのページを通じて、情報をお届けしています。

去る6月10日、九州地方梅雨入り直後の大雨をものともせず、｢松井家文書｣の修復現場を訪問しました。

永青文庫研究センター長・稲葉教授を中心とする４名の訪問団（！）です。

皆さまからのご支援で、薩摩への密偵（実は芦北の地侍*）報告文書をはじめとする４件（８通）の修復は、着々と進んでいます。　

*1651 年に熊本藩から薩摩に派遣された 密偵の正体が判明

打ち合わせの席では、専門業者による古文書(和紙）の詳細な調査結果の情報を共有しました。

調査は文書の形状、製紙方法、厚さ、密度、地色、賽目の見え方、糸目の見え方など多義にわたっています。

また、これから実施する具体的な修理方法についても、確認しながら進めていきます。

何百年にもおよぶ長い保存期間に、誤った場所に付された貼り紙もあり、虫損の穴から最初の位置が発見できるかもしれないとの話も伺いました。

文書の状態は千差万別で、修復作業は未来へつなぐ最良の方法を用います。

作業現場は静かな中にも活気がみなぎり、作業に携わる各人が文化財保護への熱い思いをお持ちでした。

文化財の保存に携わる私たちも、身がひきしまる思いでした。

    ◇修理に活用されるたくさんの道具たち（例）◇

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【念のため、重要な補足】

４月28日の活動報告でお知らせした令和7年度事業と、本日報告するプロジェクトは別のものです。

｢松井家文書｣修復なので当然関連していますが、今回はクラウドファンディングご寄付のみで進めているプロジェクト報告です♪

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【いつものおまけ：少しだけ前のくまぽん】

完成は12月でもうちょっと先だけど、梅雨明けは早いといいな～♪