クランクシャフトが抜けて、文字通りエンジンがバラバラに分解されました。

クランクケースの分割などは、オートバイや航空機エンジンを彷彿とさせるのですが、材質がアルミ製ということもあり贅沢な作りです。

陸軍から時間さえもらえれば、水平対抗4気筒の空冷エンジンを搭載する計画でしたから、フォルクスワーゲンよりも一足早く歴史に残るエンジンが出来ていたかもしれません・・・

キューベルワーゲン試作時に、ドイツでは自動車用エンジンにアルミを多用するのは贅沢だという指摘もあったそうですから、資源が無いわが国では開戦後にくろがね四起の生産がガタ落ちに理由のひとつにアルミ材の多用もあったかもしれませんね。

当時アルミは航空機製造の要となる物資だったのです・・・

 

こちらはオイルポンプです。

材質は真鍮が主材料で、削り出し加工の手作り部品が多用されています。

一部鋳造されてはいますが、やはり大量生産には向きません。

アメリカやドイツならダイキャストで量産と規格化する部品ですね。

 

ひとつひとつの部品を眺めて、いろいろと考えさせられますが、加工技術そのものはとても高いレベルでして、思わず見入ってしまいますね♪

蓋にあたる部品には、数字の「4」とカタカナの「サ」の刻印がハッキリ残っています。寒川工場の「サ」でしょうか?

いろいろな発見がありますが、それを読み解く資料や情報の少なさに寂しい思いをしております。

 

部品の清掃作業はボランティアスタッフの力も借りて順調に進んでおりますので、予定通り今週末あたりからエンジンの組み立て及び調整作業が始められると思います。

 

実行者:小林 雅彦

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