
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 225人
- 募集終了日
- 2018年7月31日
大川リペア協議会・横田さんによるリペア例
今週は色んな動きがあったのえすが、以前大川リペア協議会のヨコタウッドワーク・横田さんからいただいていたリペア現場のご報告を紹介します。
このクラウドファンディングでの救済運搬とはまた別に、学内(主に農学部)の先生方から使用中の歴史的家具のリペアのリクエストがあったときに、大川リペア協議会に修繕をお願いしています。学内のリペア受付窓口担当は農学部の吉田先生で、かれこれ7年くらい前から続いています。
この大川リペア協議会、まだ「商売になるほどにはなっていない」ということですが、初期のリペアのエピソードが、「大川家具工業会メールマガジンvol.25」に掲載されていて、今もウェブ上で閲覧できるので、ここに付して置きます↓
「大川家具工業会メールマガジン vol. 25(2012年9月20日発行)」内
記事「大川のとっておき 九州大学の家具リペアプロジェクト進行中!」
http://www.okawakagu.net/mm/20120920/#prized
さてその横田さんが、6月中旬に、ちょうどリペアが終わった家具の配達のために箱崎においでになりました。そして次なる要リペア什器を引き取って行かれました。
トヨタ財団による助成研究のキックオフシンポジウムにも、ご登壇いただきました!
今回りペアに出されたのは、3段組の相棒がなくなってしまった1段の標本棚2台。
この2台の棚がリペアされて今後どんなふうに再利用され予定かは、また別の機会にご紹介します。
この時配達してこられていたので、農学部の片袖机2タイプ計3台。
数ヶ月前に、リペアに出されたものでした。


納入業者の情報は手元になくわかりませんが、この間の「壽商店」のカタログ『壽家具』に掲載されている「小型事務用机」もよく似ています。しかしながら引き出しの取っ手の意匠、脚下部の太さ、横板の有無などがやや異なります。今のスチール机にも連綿とつながる「同等品」スタイルといえるでしょう。
「同等品文化」については、今年のデザイン学会での新井さんの発表要旨ご参照ください↓
https://doi.org/10.11247/jssd.65.0_40
さてそれでは横田さんのリペア現場のご報告から:
甲板(卓最上部の平板)の繋ぎ目割れ。
これを修理する為、まずは一枚一枚を甲板から外し
下向きの凹部分が、脚との継ぎ目(後述)。
甲板を削ると、素材が違う↓


繋ぎ目を削って綺麗に整えて再度張り合わせ、繋ぎ目の段差を削り合わせる。但し、薄くなりすぎない様にする為目地をギリギリ合わせ注意しながらやっているという状況。
脚と甲板を繋ぐ技法は、「蟻ほぞ継」という技法。スライドさせながら最後に杢栓(もくせん)で固定。脚と甲板の継目は、下の画像でわかる様に逆三角。
穴がずれるとハマらないので、甲板を張り合わせる際その凹の目地がなるべくずれない様に。「これが難しい」。注意しています。
甲板をあわせて落ち着かせているところ。
構造的な損傷はほとんどないので塗装直しがメイン。
ううむ、以上、書き写して説明している三島が現場を知らない人間なので、うまく伝わるか怪しいですが・・・
前の家具には釘がほとんど使われていないそうです。
だから分解と再組み上げがしやすいとのこと。
在野保存モニターの方からは、「リペアのワークショップなども開いて欲しいな」というリクエストいただいてますので、そのうち博物館で、古家具の掃除や修繕のワークショップを企画してみたいと思っています。親子で参加して一緒に作業とかも、楽しそう!
それではまた、次回!
ギフト
3,000円
歴史的学校家具レスキューを応援する
●寄付金受領証明
●Eメールによるサンクスメール
●報告書等にお名前掲載(御希望者さまのみ)
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5,000円
「在野保存、してます・してました!」宣言★ 【出張調査&認定書発行、実践者ネットワークへの登録(希望者)】
現在ご自宅などに、歴史的什器と思われる家具類がある・あった方限定。
※ご支援手続き終了後の「応援コメント」で「してます!」と宣言頂く必要は、特にはございません。別途こちらからご連絡しますので、エピソードなどをお聞かせ下さい。(もちろん、宣言頂くのも大歓迎)。
●寄付金受領証明
●特製ポストカードによるお礼状
●プロジェクト報告書の送付(2口以上(※10,000円以上)ご支援の方)
●報告書等にお名前掲載(御希望の皆さまのみ)
●在野保存実践者ネットワーク(仮称)への登録(御希望の皆さまのみ)
ーネットワーク内では、レスキュー活動や在野保存活動などの情報交換のほか、「在野保存」している家具が元大学等の歴史的木製家具や什器である場合には、出張調査ののち、「在野保存認定書」の発行等実施予定です。
- 申込数
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