今日は、渡井ヒロさんと私の出会いについてです。

 

2014年8月、私はある交流会の司会をさせていただくことになり、打ち合わせをしていました。

「今回の交流会は、ピアノの演奏があります。これからピアニストの方が来るので、その方を交えて打ち合わせしましょう。」

しばらくすると、ピアニストの方が来ました。

スッと背筋が伸びて、長身のその方は

「こんにちは。今日はよろしくお願いします!」

笑顔で挨拶をしてくれました。

 

そして、打ち合わせに入るとその方がこう切り出しました。

「実はピアノの演奏に合わせて、詩の朗読をやりたいと思っています」

しかし、よく聞くと朗読をやる人はいないと言うのです。どうするのかと話を聞いていると、ふいにその方が私の目を見て一言

「中村さん、ダンスやっていたんですよね?朗読やりませんか?!

「へ?ロウドク?ボクがやってたのは、ダンスですよ?なぜ?」

しかしその方はニコニコしたまま、

「今度ボクのスタジオで一回合わせてみましょう!」

なぜか司会の私が朗読をやることになってしまいました。

 

交流会当日は10月でした。歓談が進み参加者が場に馴染んで来た頃、「司会者」から「朗読者」になった私は勇気を出して第一声を発しました。

 

「ゆこう!カーニバル!」

 

不意な大声に観客達は驚きの表情になりました。そこから20分、朗読と音楽の演奏をしました。

 

何とか朗読を終え、ピアニストの方が興奮気味に声をかけてくれました。

「中村君!とても良かったよ!今度ボクがいつも演奏しているホテルでやらないかい?3月なんだけど、1時間だから脚本書いてさ!やろうよ!」

 

そこから2ヶ月でストーリーをたて、なんとか脚本を書きました。

そうしてできたのが前回10月に公演させていただいた我々の最初の一人芝居作品「ベルとサン」です。

 

こうして、私が本格的に一人芝居をやるきっかけを作ってくださったのが、ピアニストの渡井ヒロさんでした。

 

このように中村が脚本を書き、渡井ヒロさんが作曲し、二人で演出し、中村が演じる現在のスタイルができていきました。

 

次回4月28日の「鬼才。パガニーニ」も5年前から変わらないスタイルで、こんな経緯を経てできた作品です。

是非多くの方に見ていただきたいと思っています。

 

中村

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