子どもたちが自由に遊べるパルクール広場で南三陸町を元気に！

 

新年あけましておめでとうございます！

2020年がスタート。

先ほど、友人と初詣を済ましてきたので、新年一発目の投稿です。

 

前回、書かせて頂いたように、今回子ども達が遊べる場所の遊具というか
場のメインコンテンツに何故パルクールを選んだのかを書いてみました。

（今回は結構、長いので…２部構成にしました。）

 

遊び場を作ろうと考えたとき。もともとはバスケやスケボーなど自分自身が楽しめる物で考えてました。バスケットゴール置いて、スケボーのハーフパイプとかあればみんなで楽しめるよねーと。

ただ、具体的に考えてみた時、実際には両者とも場所を作るにも、それを楽しむのにも、お金が掛かるという事。あとはどうしても二つとも競技性が高いというか、スポーツとして勝ち負けへの意識が強くなってしまいます。それ自体は悪い事ではないのですが…

そうなった場合、それが上手な人がいるとまだまだ得意じゃ無い人が楽しめなくなってしまいます（お互いにコミュニケーション取れれば、そんな事も無いんでしょうけどね…）

公開ページにも書いてありますけど、出来る限り体力や運動神経に隔たり無く使ってもらいたいなぁと思ってまして。何か無いかなとネット検索…。その時に、たまたまYouTubeでパルクールの動画見つけて。

 

僕は高所恐怖症なのでビルとビルの間を飛び越えるなんて発想が無いし、動画見てるだけで足が竦んでしまうんですが。ただあんな事できるなんてスゴいな鍛えてるんだなーと思いました。まあ、当然ですけどリスクも伴う訳で大怪我や死亡してしまうなんて話も聞くようになって、なんだかパルクールって危ないだけじゃん！って。

 

そう思っていた所に同じ県内にパルクールの教室が有るよと聞いて、まずは経験してみないと判断出来ない！と思い友人誘って試しに行ってみたんです。感想として、スポーツである以上多少の危険は有るにしても（まずは先にそこをちゃんと教えてくれるんですけど）パルクールはカラダ全身を使った知的スポーツ（トレーニング）でした！

もの凄いカラダの事を意識するスポーツで。自分自身の体の使い方を知るというか、自分の体をしっかりと理解することが重要なスポーツだと感じました。思考と行動をシンクロさせるというか。

 

例えば、久しぶりに体を動かすとイメージ通りに動かないじゃないですか？あれを無くすというか、自己の体を知り、得意不得意を知る事でトレーニングを重ねて出来る事を増やして行く…

 

当然ですが個人差はあるし、得意不得意も有る訳で。だからこそ人それぞれのやり方がありそれを意見交換しあうのも、新たな考え方というか刺激になるんですよね。１時間程でしたが、めちゃくちゃ走り廻ったりした訳じゃないですけど終わり頃にはには汗だくで、翌日筋肉痛でしたからね（笑）

 

帰りにそこの代表の石沢さんとお話しさせてもらった時に、彼も子ども（主に中学生以下）にチカラを入れてコーチ派遣やイベントをしているとおっしゃってたので。改めて時間を頂いた時にその辺のお考えを聞いてみました。

 

子ども達を対象にしたいというのは家と学校以外の場所での学びの提供という思いが有って、学びの要素としては次の事が挙げられます。

 

①達成感と挫折感・学びと努力

単純に、YouTubeなどでパルクールの卓越した動きを見ていると、まるで自分も同じように出来るのではないか？出来たら楽しそう！という気持ちになります。しかし実際にやってみると…そんな簡単なモノでは無くて。まあ、どんなスポーツや格闘技でもいきなりスゴい事が出来るようになるなんて事はあり得ないですし、最初はみんな必ず初心者から始まりますからね。（たまに基礎的な事がサラっと出来ちゃう人もいますけど、極稀な話）

単純と思われるジャンプや柵を飛び越える動きですら、目の前で教わってみても実は案外、難しいです。アタマで理解していてもカラダも理解してないと上手に飛べないんです。脳と体のギャップとでもいいましょうか！何気ない動きをちゃんと再確認しながら一つずつ、自分の思い描く動きを出来るようになるプロセスは、子ども達に達成感を与えてくれます。大人もそうです。

達成感が得られる反面、出来ない時の挫折感てのがこれまた結構大きくて…。イメージ通りに上手く飛べない、怖い、みんな出来てるのに上手く出来ない、思っていたのと違う…などパルクールを始めたばかりの時は「僕（私）には向いていない…」とチャレンジを遠慮したり、諦めたりしちゃうんです。でもその心配は不要！。これは、誰しも一度は経験した事があり、その上で継続して、結果出来るんです。実際パルクールをしている（生業としてる）皆さんは、地道ーっな努力に努力を日々積み重ねていらっしゃいます。だからこそ、少しづつでも進んでいる事が実感出来ているし、常に目標を持っている事で前進出来ています。
努力の価値とは、自分の思い描く目標に向かう楽しさに気付ける事だと感じるようになるんですよね。

だからこそ出来ない人や努力している人を否定したり馬鹿にしたりなんて発想しないでしょうし、パルクールを行う人たちは様々な年齢や職業、考え方やスタイルも違う事を理解できる。

 

年下に動きのコツを教わることだってあるし、年上に本気で怒られることだって。これはどんな世界でも同じ事で、どんな場面、相手に対しても学ぶ姿勢が無ければ上達はしないですよね。パルクールを行う事で、上達には常に謙虚に学ぶ姿勢が重要だと気付きます。

 

パルクールって本来僕たちが小さなころに遊んでいたモノの延長にあり、自分のペースで進めるていくものなんだと思います。挫折感を乗り越え、自分らしいパルクールが出来た時の達成感は、より喜びも大きく、子ども達にとっては大きな成功体験になるはずなので。

 

 

 

…今日はココまでにして、続きはまた年明けにでもと思います。

 

 

新年明けて、子ども達にそういう場所を提供出来るように頑張ろう！僕もちょっと前に怪我してから、少し運動から離れていたので…また少しづつ、ちゃんと子ども達と遊べるように体を動かしてコンディションを上げて行こうと思います。

 

引き続き、熱くご支援頂きますよう、どうぞよろしくお願いします。

皆さまにとって良い１年となりますように。