最後の砦をこれからも継続するために｜まあくんハウス第二弾

みなさんはこの犬を見て何を感じますか？

得体の知れない生物（人間）に囚われ監視されている。

まるでサスペンス映画ではありませんか？

この犬にはそう見えているのです。

実際１週間経てばこの犬は人間によって命を奪われます。

 

日本で野良として生きるということは、

敵、すなわち人間から身を隠し食料を探して生きるということ。

人間の世界で例えると戦争が続いている状況と同じなのです。

フィラリア症、疥癬（かいせん）などに冒されるリスクもあります。

この犬は幸せを感じたことがあると思いますか？

 

場所、山口県周南市にある周南健康福祉センター

この犬は推定５、６歳。顔には多数の傷がありました。

この時は冬であったにも関わらずダニがついており、皮膚の状態が悪かったです。

右目は白く濁っており、おそらく失明していたであろうと思われます。

ここにいる犬たちは泣き吠える犬もいますが、ほとんどが震え怯え泣くことさえできません。

 

ボランティア様がこの犬をセンターから引き出し病院に連れて行っている時の写真。

 

2022年1月21日まあくんハウスに。

この犬に「アイビー」と名付けました。

診断の結果アイビーは貧血気味、脱水症状気味、フィラリア症陽性でした。

 

2月21日具合が悪くなり血尿が出ました。

フィラリア症末期の症状だったようです。

加えて、心臓の形も変形するほど悪く、肝臓、腎臓も悪い状態でした。

 

2月25日にアイビーを見守れるようにスタッフルームに移動させました。

容体が見る見るうちに悪くなり、食べなくなってしまいました。

 

点滴を打つなどしましたが、

 

2022年3月1日15時頃アイビーはみんなが見守る中旅立ちました。

 

 

皆様にお願いがございます。

アイビーが生まれ変わった時のために、次こそは幸せに生きられるようにと願ってくださいませんか。

今も苦しい思いをしながら生きている犬猫がたくさんいます。

そんな犬猫たちが幸せに暮らしていける社会にしていきませんか。

よろしくお願いします。