☆第三のネクストゴールを設定しない理由☆

みなさん、こんにちは！

 

 

今日は、第三のネクストゴールを設定しない訳と続けてご支援頂いているご寄付をどう使用するかについてをご説明したいと思います。

 

本来ならば、ミヨベの人たちに必要な支援というのは、実際にはまだまだあります。もしもミヨベにまだ必要な支援があるのであれば、第三のネクストゴールを設定してその目標に向かってチャレンジすべきというアドバイスもいただきました。

 

ですが、本当にありがたいことに、私が当初目標に設定した金額を大幅に上回ってご支援を賜り、職業訓練の幅を広げて行く可能性も現実に見ることができている状況です。

 

もちろん、ここはアフリカ。どんなプロジェクトを行っても予想外のびっくり仰天なことから余計なお金が掛かってしまったりということは、考えられるでしょう。

 

それでも当初の予定では、今回は諦めていた養鶏場の整備も可能になりましたし、訪問ベースのセンターにも少なからず絵本を届ける目途を付けることができました。

 

このような活動計画ができてきた今、必要なことはありますが、自分の９月末の帰国までの滞在時間を考えると現実的に自分がきちんとその後の活動を滞りなく行っていけるようにするためのプラットフォームを立てて行くことが必要です。

 

 

私が帰国しなかったとしてもこれは同じなのですが、 

具体的には、文化・歴史・言語背景の全く異なった自分が真ん中で指揮を執って町民をまとめるというやり方ではなく、少しでもミヨベの人たちに共感を得やすく、意見交換しながら改善の方向に必要なアドバイスを適宜できるAlexさんや現地のスタッフに間に入ってもらってプロジェクトを進めることが成功への鍵だと考えています。

 

私の役目はプロジェクトのスタートアップを整備し、活動を見守りつつその後は総体的に俯瞰的に見ることで、軌道修正が必要な場合にのみ話し合いの中に入ること。 

それから、現地での様子を自分の目で見てお伝えすること。私の帰国後は、現地スタッフが定期的に状況報告をしてくれるレポートを支援して下さっている皆さまにシェアして情報共有をしていくこと、になります。

 

ミヨベでの活動を行っているのは、私だけではなくNPOルワンダの教育を考える会の現地スタッフとして活躍してくださっているEmmanuel（エマニュエル）さんとEspe（エスペ）さんというお二人、それから『地球を守り様々な違いを越えて共に生きる』というメッセージを世界に広める活動を行いながらその一環としてミヨベ町にもかかわっていらっしゃるイズーバ斉藤照子さん、それから日本とルワンダを行き来している理事長マリー・ルイーズ。このメンバーで活動を行っております。

 

 

 

私はそのお手伝いをさせていただいているので、１０月以降は一旦このメンバーに現地での活動を引き継ぎ、私は帰国する予定です。

 

しかし、一年後、２０１９年の３月にこのプロジェクト資金での支援が終わるときには、きちんと終了報告レポートをするため、私もルワンダに駆けつける予定です。

 

このような一ヶ年計画で進めて行く際に、これ以上プロジェクトの活動項目を増やしてしまうとあれもこれも中途半端になり、きちんとしたプラットフォームが出来ないままになってしまってはいけないので、 

自分の能力と残された時間に責任を持つため、プロジェクトの項目はこれ以上増やすことは今の段階ではしないことに決めました。

 

２月２７日現在、残りの募集期間が１６日残されております。ネクストゴール以降この期間にご寄付を頂いた資金に関しては、今挙げている職業訓練を手厚くすることで一人一人の能力を伸ばす可能性を大きくすることができます。

 

例えば、ミヨベの方たちは、これまで教育を受けてきたバックグラウンドがない為に新しい技術を学ぶことに通常よりも時間がかかることが予想されるため、中には繰り返し訓練を行うことでゆっくり技術を身に付けられる方も出てきて訓練費がかさむことも考えられます。それを予算内でここまで、と終わりにせずネクストゴール以降集まった資金で継続することができます。

 

また、技能を身に付けてもそれをビジネスに繋げる方法を具体的に知らない人に、共同組合を作って実際にどのように会計を行い商品を宣伝して販売するのか。そして、どのように効率良く収入に繋げていくのか、などの知識を集中して学ぶトレーニングを受けることで、より収入を得ていく可能性が広がり＝ミヨベの自立に繋がります。

 

その他、ご支援が増えるにつれて、訪問ベースのセンター（好意で場所を提供してくれている地域のなかの家庭）への教材を多く支給することが可能になります。

 

この職業訓練と絵本供給の２つに使用することで私が活動項目を増やさずに、ご支援金を必要なところに有意義にお届けすることができます。

 

以上の様に進めて参ります所存ですので、３月１５日募集の終了日まで引き続きこのプロジェクトを多くの方に知って頂き、ミヨベ町の現実に触れて頂く機会を作って頂けたら本当に嬉しいです。

 

 

みなさまの周りにいらっしゃるお友達からこの現実とミヨベでの活動を広めて頂くこと、ご協力頂けますよう、スタッフ一同より、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

２月２７日　　望月　優子