☆ダビデ君 3歳☆

 

今日は、みなさんにミヨベで出会った一人の男の子をご紹介したいと思います。

 

ダビデ君約3歳。約、というのはなぜか。それは、きちんと出生届けなどの申請をすることが大切だということも浸透いていないため、正確な年齢月齢が分からない場合が起こり得るのです。1月1日の誕生日の子どもがそれはそれは多いこと。家庭訪問の際には、3人目の子どもの名前をしばらく思い出せない親がいたことには驚きでした。それだけ子どもに呼掛け関わろうということがないのだろうと推測しました。

 

アフリカの子どもたちを見ていると、『誕生日をお祝いする』ということは、恵まれたことなのです。自分の誕生日を祝ってもらえるということは、存在価値を確認し、元気にまた一年歳を重ねられることを喜べる恵まれた証なんだなと思います。

 

話は戻って、ダビデ君と初めての訪問で出会った日。初めは年長クラスの教室でお兄ちゃんのオバマ君に話しかけていました。あまりに元気が無く、話しかけてもか細い聞き取り辛い声でしか返事が返ってきませんでした。目を合わそうとせず、むくっと制服の下から膨れているお腹辺りに目線を落として何とか応えてくれました。

 

その直後、オバマ君と手をつないで寄り添う子がいたのでスタッフが聞くと二人は兄弟でした。体調が悪かったのか、目がちゃんと開かずに涙目をしていました。私が手を握ろうと、笑顔で語りかけようと、いくら構っても全く笑わない。その子がダビデ君。

 

その日は、私自身も初めてミヨベの状況を見たショックで関わり方が控えめだったのかもしれません。が、私の中に焼き付いたのは、悲しそうな目をした元気のない彼でした。


 

その後、二人の家を訪問しましたが、両親にも笑顔はなく。

 

 

私がミヨベを訪問する度、名前を呼んで遊んだり抱っこしたりするうちに、すこーし硬かった表情が和らぎ、ある日の訪問では、たまたま嬉しそうに跳ねているダビデ君を目にしました。センターで体を洗ってもらった後に清潔な服に着替えさせてもらって嬉しかった様です。その姿がようやく元気そうに見えました。

 

 

センターの中には、ミヨベの村落以外からも子どもたちが集まってきます。満面の笑みで手を差し伸べてくる子も居れば、ダビデ君のようにどんなにかかわっていっても笑顔が見られない子どももいるのです。特にミヨベ町から来ている子どもたちは、酷い貧しさと空腹から笑っている場合ではないのかもしれません。

 

ダビデ君、私たちが訪問の回数を重ねていると、ついに彼の方からそっと手を繋ぎにきたのです。これは、大きな変化なのではないかなと感じています。

 

7回ほどの訪問になったころには、抱っこしても嫌がらずおとなしくしていました。心の底からの笑顔が見られるのはもう少し時間がかかるのかもしれませんが、少しずつ少しずつ引き出していくことができたらと諦めずにアプローチを続けて参ります。

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)
Facebookページでおすすめプロジェクトを毎日配信しています