
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 148人
- 募集終了日
- 2019年12月16日
まちの「ふるさと」になる庭
本日の投稿は大黒屋の袖野伸宏さん。家主さんが空き家の建て替えを袖野さんに相談したことで始まった百才ですが、その当時イメージしていたものは全く違う展開になっているようです。
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思い描いていたお庭
実は、最初に思い描いていたお庭のイメージは、どこかの観光地にあるような作り込んだものでした。仕事柄つながりも多いので、ここはあの人呼んで頼もうかとか、ここはあの人ってね。誰々が作った何々、みたいにしたらカッコイイかなと考えたりもして。
でも、いざクラウドファンディングに挑戦することになって、流しそうめんとか、地域の人とこの場を共有するイベントをやってみて思ったんです。「あ、そういう庭じゃないんだ」って。
地元の方々との触れ合いの中で、子どもたちの笑顔を間近で見るようになって、自分の中の意識がガラリと変わりました。
全部を職人さんに任せて重機を持ち込んでやったら、2週間もあれば作り込んだキレイな庭にはなりますよね。だけど、いま僕が思い描いているお庭は、やっぱりそうじゃない。お庭に置くベンチも材料を買ってきて地域の人たちと作った方が似合ってるよね。カッチリ作り込んだ庭では、羽を伸ばして遊ぶ雰囲気にはならないでしょう。
昔あったおばあちゃん家のお庭みたいな雰囲気がいいなって。
昔は実家の庭も自由な遊び場だったなぁと改めて思い出したりして。それでいて適度な緑に囲まれて、心が落ち着く場所でもありましたよね。
ただ、思いっきり遊べるけど、「安心・安全」というのも絶対に必要な条件だと思っています。車の通りが多い府中街道側だけはどうしても気になってしまうので。子どもが飛び出さないように、それだけはなんとかしたいと思っているんです。
地元の工務店としての役割
全国にいる仲間たち(同業者)からは、百才で僕たちがやろうとしてることに興味あるんだって声を沢山もらっています。遠方から実際に見に来たいって社長さんもいるんですよ。「大黒屋、なに始めたんだ!?」って(笑)。「ああ、自分はまちづくり・まちおこしのスタートにいるんだ」って意識が、今すごく自分の中にあるんです。
最近は、空き家を再活用して新しく地域のコミュニティをつくるとかって動きがあちこちであるでしょう。そうしたまちづくりで一番先に動けるって誰だろう?って考えると、「やっぱり俺ら工務店だろ!」っていう声がいろんなところで出てるんですよね。
僕らみたいに「まちづくり」に関わりたい工務店が、実際にチラホラ見えていて。これからそうした活動が増えていくのかもしれないなと思っています。工務店がまちづくりに積極的に関わっていく未来に、少し期待もしたりしてね。
子どもが元気になれる場所
百才に関しては、いつか仕事から離れたときの自分の居場所も作れたような気がしているんですよ。おじいちゃんになった僕が子どもたち相手にトンカチとのこぎりの使い方を教えてるイメージが浮かんだりもしてね。「なんかあそこ行くと、いつも袖野ってじじいとばばあがいるなあ」みたいな(笑)。
やっぱり「子ども」なんですよ、大事にしたいのは。子どもの元気がないのが、一番気になるんですよね。
こないだのお芋会でも、昔あそびのおじいちゃんがコマを教えてたりしたでしょう。あの時の子どもたちが、わぁ!って笑顔が輝いたのがすごく印象的でね。子どもたちがあんな風に笑顔になれる場所が、今は本当にないでしょう。ルールが厳しくなっていることもあって、遊んじゃいけない場所が増えている感じで。今の子どもでも夢中になれるものがまだまだあるじゃない。だから周りの大人たちが、自由に遊べる場所を作っていけたらと思っていて。もっと伝えていけることは沢山あるはずだよね。
百才は、子どもたちが学校帰りとかに寄り道しに来るような場所になったらいいよね。庭の端っこに穴なんか掘りはじめちゃっても全然いいよって。それが落とし穴でも(笑)僕なんか子どもの頃、兄貴によく落とされていましたよ。それこそ泣くくらい(笑)。
最近は子どもが遊ぶのに親御さんがついてないといけないような時代でもあるから、百才だったら大人たちは古民家の中とか庭のベンチでくつろいいても良いだろうしね。
次の時代に継がれる場所
今後のことを考えると、正直、どうなるか分からない部分も多いんです。これまで百才プロジェクトで取り組んできて、まったく想像してなかったことがたくさん起きましたし、その中で自分の中で心境や考え方も変わってきて。分からないからこそワクワクもしています。
これからの百才のあり方というか、未来像でひとつ大切にしたいのは、知らない人同士でも、この場所を通じて出会ってつながれる場所にしたいということかな。インターネットが発達して、直に会わなくてもアプリなんかで人が出会ったりつながれる時代になったけど、百才は人が集い、顔を合わせて世代を超えてつながれる場所になったらいいね。
孫が今、1歳から5歳までいるけれど、あの子たちが大人になって、お茶でも飲みながら地元の昔話をできたらいいよね。写真や動画をちゃんと残しといて、見返したりしながら昔はこうだったよねって、自分の子どもにお話するようになったりね。ふるさと歴史館じゃないけれど、この場所で起きたことが語り継がれていく感じ。
百才で育った世代、っていうんですかね。それがいつまでも継がれていったら、こんな素敵なことはないです。自分が頑張って関わって、地域の方と一緒に作り上げた甲斐があったなぁって。そうなったら、僕らと同じようにこの場所を大事にしてくれる人もきっと現れてくれるでしょう。
ふるさとって、今の時代ピンとこないかもしれないけど、大事な感覚ですよね。
百才が、地域の人たちそれぞれの、「心のふるさと」になるように、今後もこの場所を大切にしていきたいと想っています。
リターン
5,000円

スペシャルハンドドリップコーヒーor生クラフトビールチケットPDF(2杯分)
・母屋にあるカフェスタンド「Off-Do COFFEE(オフドウ・コーヒー)」のスペシャルハンドドリップコーヒー(220ml)、または地元のブルワリー「Distant Shores Brewing」の生クラフトビール(420ml)のチケットをPDFでお送りします。
お友だちとコーヒー1杯ずつシェアするも良し、おひとり様でコーヒーとビール両方楽しむも良し!です。
※有効期限は、送付から半年となります。お酒は20歳未満の方にはご提供できません。
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円

東村山発!ご当地麺セット
今回、クラウドファンディングの趣旨にご賛同くださった「彩雅」さんと「野口製麺所」さんのご好意でリターンに加わりました!
東村山の地元食として人気の武蔵野うどんと黒焼きそばをご自宅でお楽しみください!
・黒焼きそば1箱(麺3袋、彩雅特製ソース、作り方レシピ)
・東村山地粉うどん2パック(生うどん4人前、作り方レシピ)
※クール便で発送いたします。
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円

スペシャルハンドドリップコーヒーor生クラフトビールチケットPDF(2杯分)
・母屋にあるカフェスタンド「Off-Do COFFEE(オフドウ・コーヒー)」のスペシャルハンドドリップコーヒー(220ml)、または地元のブルワリー「Distant Shores Brewing」の生クラフトビール(420ml)のチケットをPDFでお送りします。
お友だちとコーヒー1杯ずつシェアするも良し、おひとり様でコーヒーとビール両方楽しむも良し!です。
※有効期限は、送付から半年となります。お酒は20歳未満の方にはご提供できません。
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円

東村山発!ご当地麺セット
今回、クラウドファンディングの趣旨にご賛同くださった「彩雅」さんと「野口製麺所」さんのご好意でリターンに加わりました!
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・黒焼きそば1箱(麺3袋、彩雅特製ソース、作り方レシピ)
・東村山地粉うどん2パック(生うどん4人前、作り方レシピ)
※クール便で発送いたします。
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
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- 2020年1月

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