「モロッコの刺繍トートバッグ」でもっと女性職人に活躍の機会を

フェズをあとにし、首都ラバトへ。

 

おそらくモロッコの地名で一番有名であろうカサブランカが経済的中心都市なのに対して、ラバトは政治的中心都市。有名な観光スポットはあまりありませんが、その分落ち着いていて洗練された印象を受けます。モロッコ人や在モロッコ邦人の間でも、ラバトは不思議な魅力があって好きだ、と言う人が少なくありません。

 

 

駅チカのオーガニック志向なセレクトショップへ

ラバトで取り扱い店候補として目をつけていたのは、ただ一つ。Afdalという、モロッコ産のナチュラルプロダクトを中心に扱うお店です。

Rabat Ville駅(日本でいえば東京駅)から徒歩5分ほどのところにあります。

 

Afdal

https://instagram.com/afdalrabat?igshid=mq4v8jse9ge0

 

有機栽培の野菜や、店独自のセレクションによるオリーブオイル、はちみつ、コーヒーなどが揃い、地元の飲食店関係者や食にこだわりを持つ人、外国人居住者などが出入りしています。

アルガンオイルやローズウォーターをはじめ、モロッコらしく、かつ自然派でおしゃれなメーカーのコスメもたくさん揃っています。

また、少量ですが、絨毯やアート作品なども取り扱っているので、こちらの店はグルミマの刺繍商品が馴染むのではないかと目をつけていました。

 

最近は、お茶のコーナーを拡大中で、煎茶や抹茶も手に入ります。モロッコといえば、中国茶に砂糖やミントをたっぷり入れて飲むスタイルが主流で、モロッコ式茶用の茶葉はたくさん種類があっても、紅茶や緑茶が手に入る場所はかなり限られているので稀有な存在です。砂糖と小麦粉が中心のモロッコの食文化ですが、最近は健康志向が強い人が多いので、ラバトという土地柄もあって、お茶(モロッコ式茶以外)の健康なイメージから、需要が増えているのでしょう。

 

 

 

思ったとおりにバッグが店の雰囲気に馴染んでいて、若い女性の店舗スタッフたちにも好評だったので安心しました。

 

これで首都にも一店舗、プロモーション拠点を確保できました。狙うは、地元のハイソなマダムや大使館関係者のマダム。彼らの目に留まりますように…。