絵本の主人公のルカヤ、実はこの女の子は架空の人物です。

 

MY DREAM幼稚園の200名を超える児童の中から特定の一人を選ぶとなると、「ずるい〜〜〜!」という声が聞こえてきそう、という点に配慮して決めました。

 

ですが、絵本には一人だけ、実在した子どもが描かれています。

 

ルカヤの弟、アブドゥル。この子です。

 

 

2年前に撮影したこの写真の当時、アブドゥルは2歳。

 

人懐こく、よく笑い、私が喜ぶのを知ってか、”チャン マイドリーム シックル”、現地語で「MY DREAM幼稚園に行くんだ」と、覚えたての言葉を並べてくれる子でした。

 

ですが、この写真の数か月後、アブドゥルは亡くなりました。マラリアでした。アブドゥルがMY DREAM幼稚園に通う日はきませんでした。

 

もし元気に生きていれば、4歳。目を輝かせながら幼稚園に通ってくれていたんじゃないか、幼稚園で学ぶ英語で話しかけてくれていたのではないかと思うと悔しくてなりません。

 

アフリカの、ガーナの、ボナイリ村の明るい素敵な側面を見て欲しい、もっと身近に感じて欲しい。その思いに突き動かされて4人の大学生チームのみんなが描き進めてくれている絵本ですが、加えてそこに、村の子ども達が直面している厳しい現実の一部も添えるべきだなと思い、アブドゥルだけは本人を描いてもらえるように皆にお願いしました。

 

アブドゥルのお話は、絵本の最後にも掲載する予定です。

 

厳しい現実が山積する中でも、MY DREAM幼稚園の子ども達を支える大人達は、明るくたくましく、子ども達の将来がより良いものになるようにと今日も取り組んでいます。

 

MY DREAMプロジェクトは、治療すれば治る病気で子ども達が命を奪われ、夢を追いかけるチャンスを奪われることがないように、これからもそんなボナイリ村のみんなと力を合わせて一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。

MY DREAM. org代表
原ゆかり

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