
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 255人
- 募集終了日
- 2016年6月30日
限界集落を“ひらく”こと
こんにちはナミイタ・ラボの片岡です。
クラウドファンディングも残り3日となりました。 おかげさまで現在支援額はついに200万円を超え(目標は300万!)最後のラストスパートです。 最後までメンバー一丸となりプロジェクトの成功に向けて動いまいります。
さて、ナミイタ・ラボは有志のメンバーで活動をはじめて3年と少し。 今回はつむぐ防潮堤プロジェクトの母体となるそもそものナミイタ・ラボの活動についてご紹介させてください。
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現地に住む波板住民と仙台チーム&東京チーム7名がコアのメンバーになるのですが、実はチームには明確なリーダーはいません。 中心のないフワッとした組織なのですが、不思議と空中分解せずに、プロジェクトごとにそれぞれの言い出しっぺの人が中心となって活動をグイグイ進めています。
今では、コアメンバーに加えて仙台在住の学生を中心としたサポートメンバーや、多くのボランティアスタッフの方々と手を取り合って、その活動は広範囲に広がり続けているんです。 なぜ3年以上に渡って私たちは活動をつづけることができたのか、お金ももらっていないのにことあるごとに足を運ぶコアメンバーのモチベーションは何なのか、私は自分自身に改めて問い直してみました。
その答えは結局のところ、この活動とその先にある未来への、私たちの「想い」でした。私たちは「限界集落の未来」をつくりたいと思っています。 自分たちで集落の資産や資源を運用できなくなって、暮らしを保てなくなる集落を限界集落だとすれば、それを柔軟に回避する可能性を探ってみたい。 一般的な常識にとらわれることなく、組織もより自由な発想で運営していきたい。そう考えています。
そして、この縮退社会の中にあって、やみくもに資本を投じる「マッチョ」な体質を指向するのではなく、なるべく「細マッチョ」に運営を進めていきたいと考えています。 それを手探りで行ってきたのがこの数年でした。
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いまあらためてその数年をふりかえってみると、これまで限界集落の未来づくりに2段階の“ひらく”という行為があったのかなという気がしています。 そしてそれは思うに、「心をひらく」と「可能性をひらく」ということです。
最初のステップである「心をひらく」は、波板住民が心をひらき、外部からの人を受け入れること。ただ、他者を受け入れるオープンマインドな気風は、ナミイタ・ラボの活動がはじまる前から既に波板のみなさんが持っていたものです。
震災の起こる前から自分たちの集落の将来に危機感を抱いていた住民の方々は、集落を存続させるために外部の人を受け入れようと決意を決めていました。 一歩集落に足を踏み入れると、肌で感じられる彼らのホスピタリティ。見ず知らずの私たちを迎え入れてくれる、そんな「ひらかれた集落」波板に触れて、私たちはすぐに波板という土地の虜になったのでした。
そして、私たち外部からのメンバーが加わって、限界集落の未来づくりのために考えて出したひとつの答えが、波板という土地と人が持つ魅力に触発された人が集落の可能性をひらいていく仕組みづくり、すなわち「可能性をひらく」ことでした。
その仕組みづくりとして考えられたのが波板の「ラボ化」、つまり波板という集落を研究所に見立てるということです。 集落の魅力に引き寄せられた人が、それぞれの専門性や問題意識をもとに研究活動を行い、その結果として集落の限界が可能性へと変わり、ひらかれていきます。 研究テーマというのはあらかじめ用意されていません。多様な人々が各自に課題を見つけることで予期せぬ可能性が広がっていきます。
現在は、このステップ2ともいえる「可能性をひらく」ことが着々と広がっている段階です。そして、今まさに進行中であるクラウドファンディングでの挑戦を私たちの活動の中に改めて位置づけてみると、さらに進んで、ステップ3に差し掛かっているのかもしれないと気付きました。それは言うなれば「問いをひらく」ということです。
防潮堤については様々な課題を背負った非常に難しい問いです。自然豊かな集落に突如、無機質なコンクリートの壁が建ち現れる現実に対して、明快な答えがあるのかもわかりません。そもそも限界集落の未来を考えること自体についても、社会にとって大きな問いなのだと思います。
これらの問いは放置していて解決されることはありません。私たちがこのプロジェクトを多くの人に知ってもらい、「問いをひらく」ことで、限界集落や防潮堤の問題、自然環境を考えるきっかけになればと思っています。
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ナミイタ・ラボの活動ははじめに申し上げたとおり手探りの状態です。この活動の先に何が見えるのか、頭で考え続けるよりも一歩でも実行に移し、社会や次の世代にとって少しでもプラスに働くよう、活動をつづけていきたいと思っています。
クラウドファンディングも残り3日。 共感いただけそうな方がまわりにいらっしゃいましたら、ぜひお声がけいただきたいです。 その際にはぜひ、皆様のこのプロジェクトに関する個人的な思いや意見とともにお伝えいただけたならば、それは私たちの「問いをひらく」活動のひとつの成果とも言えます。
なお、ナミイタ・ラボには個性豊かでアツいメンバーがそろっています。 クラウドファンディングには「メンバーによる出張講演会」チケットもご用意しています。実際にプロジェクトを進めてきた等身大の言葉でお話しさせていただきますのでどうぞご検討ください。 ナミイタ・ラボの最新情報はFacebookでもお知らせしています。 合わせてご覧いただけるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。そして、最後までよろしくお願いします。

リターン
3,000円
【とろろ昆布をお届けいたします】
■波板散策イラストマップ&プロジェクトの想いを込めたタブロイド
■特産のおいしいとろろ昆布(高級品です)
■波板石でつくった特製箸置き
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2016年7月
3,000円
【全ての支援がメモリアルウォールへ】
■波板散策イラストマップ&プロジェクトの想いを込めたタブロイド
- 申込数
- 38
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月
3,000円
【とろろ昆布をお届けいたします】
■波板散策イラストマップ&プロジェクトの想いを込めたタブロイド
■特産のおいしいとろろ昆布(高級品です)
■波板石でつくった特製箸置き
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2016年7月
3,000円
【全ての支援がメモリアルウォールへ】
■波板散策イラストマップ&プロジェクトの想いを込めたタブロイド
- 申込数
- 38
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月

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