「海鷹丸」で探る!南極海で生まれ育つ "魚" の暮らしと地球の未来
「海鷹丸」で探る!南極海で生まれ育つ "魚" の暮らしと地球の未来 2枚目
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寄付総額

2,875,000

目標金額 4,800,000円

寄付者
198人
募集終了日
2023年3月8日

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2023年01月12日 11:29

「自然」を感じるために

1)現場で感じる,2)現場には行かないが,現場で誰かが得た何かの実物を見る・触る,3)写真や動画でみる,4)現場に行った人の話を聞く,文章を読む(その人が感じたものを受け取る).ひとが「自然」を感じる方法です.もちろん,可能なら1)が最上でしょう.2)は,大学や学校の実験で取られる方法,近年では3)も,技術の進歩によって質の高いコンテンツが目に触れやすくなってきたように思います.講演会などでは,3)と4)が組合させることもあるでしょう.

 

コロナ禍で,保育園や幼稚園から,小中学校に大学まで,子どもや学生がおかれた状況は,おとな以上に悲惨だったと思います.私たちも,大学での講義を慣れないオンラインに切り替えたり,動画配信にしたりで,そのコンテンツの作成やパソコンの操作方法の習得に必死でした.じっさいに私も,マアジの解剖実験をオンラインで実施するという挑戦をしました.解剖デモを自宅のキッチンから生配信しましたが,当時2歳の和太郎が家にいる状況では(保育園も閉鎖中!),生配信は困難を極めたことは想像に難くないと思います(ビデオを持ったお母さんにからみついていました).しかし,その苦労の結果としてオンライン講義のメリット・デメリットが明確になったことは収穫です.

 

以前バーチャルミュージアムという言葉がありました(今もその技術はだいぶ進歩した形で残っています).日本では,1980年代後半くらいから現れた言葉かと思います.ざっくりいうと,インターネット技術を使ってあたかも博物館を訪問した体験ができるというものです.コロナ禍において,博物館や動物園・水族館といった施設では,ここに力を注いでいたように思います.じっさい,わたしも家でたいへん楽しみました.このオンラインでの体験は,様々な事情で(コロナ禍も含めて)訪問することが難しい方々にはとてもすばらしいものだと思います.しかし,「本物(実物)をみる」ということ以上にすばらしい体験は無いでしょう.本物から感じるもの(情報量)が,平面のパソコンやスマホの画面からみるものとはあまりに違うことについては説明の余地がありません.そのモノが発する匂いや迫力といったメッセージは,二次元の画面からは感じようがないからです.ここに,リアルミュージアムの計り知れない価値があります.

 

世界遺産のような遺構や自然から,身近な古い神社や道祖神まで,私たち人間が魅了されるのも同じ理由からではないでしょうか.いうまでもなく,もっともステキな体験はその場に行くことですよね.しかし,遺跡に行って自分で土器を発掘したり,田んぼでカエルをつかまえたり(都会のひとには難しい?),高山でライチョウに出会ったり,ましてや南極に行って氷山の上で休むペンギンをみたりすることは,誰でもできる経験ではありません.

 

それで,私たち研究者に何ができるかといえば,皆さんに私たちの経験や研究して分かったことを,ふつうの言葉で伝えることです.実施中のクラウドファンディングのリターンで,小中高生向けのオンライン講演会や研究室訪問を用意したのは,そのためでもあります.どちらも,大人も子ども理解できるような内容にするつもりです.これは,じつは研究者にはたいへんなのですが,可能です.使う単語は違っても,子どもが理解できない内容では,大学生でもついてきてくれません.

 

クラウドファンディングでは,研究に関わる経費のほかに,講演会や樹脂標本作製に要する経費に皆様のご寄付を充てることを計画しています.樹脂標本は,本物の動物プランクトンや魚類の標本(薬品に浸かって保存されている)を,透明の樹脂に閉じ込めてしまうもので,ホルマリンなど危険な薬品に触れることなく,じかに手で触れて観察できます.すでに国立極地研究所では,このような標本を貸し出すプログラムを進めています.これまでに私もこの標本を借用し,小学生のみならず大人向けの講演プログラムに使わせていただきました.今回は,私たちで独自に作製し,講演会やワークショップに活用する計画を立てています.

 

現場に皆さんをお連れすることはもちろんかないませんが,子どもから大人まで,できるだけ多くの方々に,本物を見て触って,感じていただくことを目指しています.冒頭に戻ると,1)は無理でも,講演会やワークショップを通して,いただいた寄付金で2)から4)を提供していきます.もちろん,ご支援の「リターン」でもいろいろとメニューを取り揃えています.皆様に合ったメニューをご検討ください.お近くの方はぜひ大学の研究室で,遠くの方はオンラインでゆっくりお話ができればと思っています.引き続き応援のほどよろしくお願いします.

ギフト

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スタンダードコース

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・活動報告レポート(PDFにて送付)
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【映像で体感】南極の調査現場を映像でお届け!

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南極現場の限定映像
・観測中の船の様子を映像でお届けします
・限定のURLをお送りいたします

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