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先週金曜日からトライアルを行っていた【しじみ君】ですが1週間目の本日、正式譲渡のご連絡がありましたことをご報告させていただきます。

しじみ君は飼い主にいない猫で3ヵ月間委託保管という届け出にて飼養しておりました。

聞きなれない委託保管という言葉ですが私は飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)を保護した時は警察署にてこのような手続きしております。

外にいる猫は本当に飼い主がいないのか。。
本当は飼い主がいて迷い猫ではないだろうかと分からないからです。

実際、野良猫だと思って保護した猫が実は飼い主がいたというケースがあったからです。

飼い主と申し出た方は、私が保護してまもなく3ヵ月という時に、SNS上で私の投稿をみて連絡してきました。

その猫は長毛でしたが毛はベタベタで根元から絡まって団子になっており、耳ダニ、結膜炎、脱水は酷く寄生虫も1種類ではなく、酷い下痢をして肛門はただれていました。
シラミ、ダニもおりました。
去勢もしておらず、エイズキャリアでした。
その場所には野良猫が他に9匹いて、ハエがたかったねこままんまを食べていました。
犬の散歩道だったこともありドックフードももらっていたこともありました。

そんな状態であれば本来であれば飼い主とは言えないのですが所有を主張されれば今の法律ではそんな飼い方であっても飼い主は飼い主です。

でも、そんな飼い主に戻すことは嫌でしたので私は法律に基づいた虐待の可能性というのを指摘し、飼い主としての責任を問いました。
結局面倒になったのかそのあとは連絡はありません。

このように、明らかに飼い主がいないと見受けられる猫に関しても飼い主のモラルがなっていないんであれば見分けることは不可能です。


それからは、自分と猫を守るため既存するシステムの委託保管を利用しています。

3ヵ月保護して飼い主から連絡なければ所有権は移行します。
もちろん、行政の届け出は完璧に各SNSに迷い猫情報として3ヵ月掲載呼びかけをしています。

こういった経験と経過を経てトラブルがないよう【しじみ君】のように新しいおうちに繋げています。

【しじみ君】は高齢のご夫婦に迎えられましたが、どちらかが具合が悪くなったり、飼えなくなる事態になる時にはボランティアねこ活に戻すことも条件にいれて譲渡しています。


今の時代高齢化が進んでます。
ボランティアねこ活としては単身者は不可にしていますが高齢の方が飼えなくなった時の受け入れをこちらで準備することにより譲渡可能にしています。

譲渡して、これで終わり。ではなく、譲渡してこれからもお付き合いしていく、そんな関係を築きたいと思っております。

【しじみ君】の新たな名前は【レオ君】です。
和名から洋名へ。
幸せのスタートにたったばかりです。
お幸せに！