志ある日本の若者を起業家に育成！日僑塾プロジェクトinベトナム

北海道出身、大学卒業後に中学生の頃から抱いていた考えである

「多様な文化を感じたい」との思いから会社を退職し、英国を拠点としヨーロッパでバックパッカーをしておりました。2000年頃です。一括りでヨーロッパと言いましても、各国の文化は当然似て非なるものがあります。

 

ベルリン：ブランデンブルグ門

 

7か国20都市ほどを市内移動は徒歩。都市間移動はバスを使用。

ジーンズと靴がボロボロになるまで歩きまわりました。

 

時が経つにつれ、やはりバックパッカーだけで帰国するのは勿体ない。英国に戻り大学院を目指すことにしたのです。手元資金に余裕がなかったので、生活費を最低減に抑えなければならなく、先ず考えたことが住み込みの仕事でした。ホステルの掃除係として、食と住を手に入れたのです。

ロンドン中心部

 

次に生活費を稼ぐために、ロンドン市内の会社に飛び込みで履歴書をもって「仕事下さい」とお願いしまくりました。しかし結果は全滅。
当然です。なんのコネクションもなくいきなり来た変な東洋人をどうやって雇えるでしょうか。

 

太陽が眩しく気持ちが良い夕方、僕は失意の中に居ました。ポケットに手を伸ばすと500円程度しかなく。虚しくなりましたね。
そんな時、一軒のパブがありました。お客は新聞を読んでいる60歳前後の英国人のみ。僕は何故か前日の父親との電話で「顔や雰囲気が暗いとうまくいくこともうまくいかない」と会話したことを想いだしていました。
なんとなく僕は、彼の隣に座り「新聞見せて貰っても良いですか？」と話しかけたのです。

 

ロンドンの町中にならどこにでもあるパブ

 

彼は快く数紙の一つを僕に渡してくれました。
更に彼は僕に「学生？目的は？」等と矢継ぎ早に質問をしてきました。
僕は英国に来た経緯を説明し、現在職を探している。がすべて不採用。「当然、英語も未熟です」っと笑顔で伝えました。
すると彼も笑顔で「君の言葉は理解できるよ」っと。明日ここに来なさいっと名刺を僕にくれました！！！！HRとの面接を設定してくれるとのこと。これは縁だとピンときました。
HRとの一対一での面接。約1時間程度。疲れました。
担当者は最後に「GOOD　MAN」といって判子を力強く何かの書類に押し、僕はパートタイムですが仕事を得たのです。

 

当時働いていたホテル

 

そこから新たな英国生活が始まりました。大学院へ進みそこで出来た多くの友人は僕の財産であります。

その後、北海道へ戻り家業である物流会社へ。東日本大震災時は「物流会社として出来ることは何か」と考え、取引先であった大手物流会社の傘下に入り、北海道から4トントラックと共に仙台入りし、短い間でしたが共に働かせてもらいました。

10年程の北海道での活動は新規営業所を2つ開設し業務も順調に拡大して行きました。と同時に35歳を超えた位から本当に人生でやりたいことなのだろうか。葛藤の日々。
やはり自分にしか出来ないことへチャレンジしたいと一念発起し、現在はベトナムホーチミンに住みNGO法人として活動しております。

 

プロジェクト詳細はこちらです。

 

【ベトナム発起業家育成インキュベーション施設「日僑塾」創設プロジェクト】