
支援総額
目標金額 8,600,000円
- 支援者
- 500人
- 募集終了日
- 2019年5月27日
有島(武郎)家と鉄道
ニセコエクスプレスを保存しようと動いているニセコ町唯一の博物館施設である「有島記念館」。
同館は、小説家・有島武郎が大正期に現在のニセコ町に所有した「有島農場」の足跡を今に伝える施設です。
・・・・・
有島家と鉄道には、多少なりとも縁があります。
それは、この地に農場を拓いた有島武郎の父・武です。武は、薩摩藩の下級武士の出で、その後昇進の道をつかみ、明治中頃には横浜税関長や国債局長など大蔵官僚を歴任します。
(武さん、今に至るまでの歴代横浜税関長で一番の在任歴だそうです)
それはさておき、その在任中、あることに気づきます。
「日本はレールを輸入しすぎだ。ということは、日本の財貨が流失しているということだ。それを少しでも防ぐには日本に製鉄所ってレールを作らなくては」
ということで、当時輸入に依存していたレールをはじめとする鉄材の国産化を企て、製鉄所の設立に関する委員会を立ち上げ奔走します。
そしてできたのが、官営八幡製鉄所です。ここでは鉄道用レールが作られ、次第に質も向上。国産化に成功します。鉄道ファンの中には、輸入レールの愛好家の方がいらっしゃるようですが、その方々の楽しみを奪ったのは、さしずめ有島武でしょうか。
次に、武は明治20年代の大蔵省内で鉄道の国有化に尽力します。当時、私鉄同士や官鉄との連絡体制に不備があり、これは日本の近代化を阻害していると。
「鉄道は国有化しよう!」
と提唱したうちの一人が武でした。
しかし、このことで緊縮財政を敷く内閣と衝突して、鎌倉に隠居してしまいます。
世の中は、こんな男を見捨ててはおきません。まもなく実業界に転身。日本郵船監査役をはじめ、日本鉄道(現在の東北本線など)や京都鉄道の私鉄の重役も務めました。
ある時、有島武郎の弟である里見弴(武の息子)が、日本鉄道の無料パスを友だちに貸したことが、武にばれた時、公私の区別がつけられない弴に対して烈火のごとく怒ったようです。その時、武郎が仲裁に入ったとか。

ニセコ町には、字名で「有島」と「曽我」という地名があります。前者は無論、有島家が所有した農場に由来します。尻別川をはさみ対岸にある「曽我」は曾我祐準という人が所有した農場に由来します。
その曾我ですが、彼もまた日本鉄道の重役でした。
ちなみに、彼は最後まで私鉄の国営化反対論者。
明治末頃、日本の私鉄のほとんどは国有化されます。その二人が同じ地に、農場を持っていたのです。なにか奇妙な縁を感じます。
・・・・・
少々語り過ぎてしまいましたが、有島武というのは明治期の日本の鉄道に大きな影響を陰ながら与えた1人と言えるのではないでしょうか。
そんな縁のあるニセコの地で、北海道初の新製リゾート車両を保存する。こうした意味でも、私には大変意義深いことだと感じられるのです。
この話題を深めていくと、字数が足りなくなるのでまたどこかの機会で!
リターン
50,000円

追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内
◯「ニセコ町鉄道遺産案内」プラン
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)
※同車をはじめ、ニセコ町内にある旧新得機関区転車台の手回し体験や、蒸気機関車9643号の汽笛吹鳴、殖民軌道真狩線跡、函館本線旧線トンネルなどの鉄道遺産を解説付きでご覧いただきます。
※日程は協議による。ニセコ町内までの交通費はご負担ください。
※5/22個数を追加いたしました。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2019年11月
10,000円

Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
首都圏在住者を中心に、プロ・アマの鉄道写真愛好家が集う「Club銀燕」(会長:荒川好夫さん)。その会員が、ニセコエクスプレスや昭和期から現在に至るまでの函館本線山線で撮影された写真を掲載した写真集です。
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」(A5判・全36P予定)
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)
※写真はイメージです
- 申込数
- 131
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
50,000円

追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内
◯「ニセコ町鉄道遺産案内」プラン
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)
※同車をはじめ、ニセコ町内にある旧新得機関区転車台の手回し体験や、蒸気機関車9643号の汽笛吹鳴、殖民軌道真狩線跡、函館本線旧線トンネルなどの鉄道遺産を解説付きでご覧いただきます。
※日程は協議による。ニセコ町内までの交通費はご負担ください。
※5/22個数を追加いたしました。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2019年11月
10,000円

Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
首都圏在住者を中心に、プロ・アマの鉄道写真愛好家が集う「Club銀燕」(会長:荒川好夫さん)。その会員が、ニセコエクスプレスや昭和期から現在に至るまでの函館本線山線で撮影された写真を掲載した写真集です。
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」(A5判・全36P予定)
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)
※写真はイメージです
- 申込数
- 131
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月

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