プロジェクト概要

国連の「北朝鮮人権報告書」を日本語に訳し、出版したい!

 

はじめまして!木瀬貴吉と申します。国際NGO職員などを経て、2013年に出版社「ころから」を2人の仲間と設立しました。『九月、東京の路上で』(加藤直樹)などの社会派から、『離島の本屋』(朴順梨)、『サポーターをめぐる冒険』(中村慎太郎)など、多文化を楽しむことを目的にした本を刊行しています。そこで今回、国連により決議された「北朝鮮人権報告書」を多くの日本国民に読んでもらいたく、翻訳し、出版することをきめました。

 

しかし、英文350頁の翻訳にかかる費用、そして400頁超となる印刷・製本費用がともに不足しています。皆様、どうかお力を貸していただけないでしょうか。

 

 

 

日本を含む世界5カ国で「脱北者」らに数多く聞き取りし、国際法の専門家によってまとめられています

 

国連は、2014年に「北朝鮮人権報告書」を総会で決議し、国際社会がこれ以上、北朝鮮市民の惨状を看過しないよう強く求めました。特に、国家の配給制度によって食料にアクセスする権利が奪われ(人口の30%が飢餓危機にあるとされます)、12万人以上と言われる市民が政治犯として強制収容所におかれ、さらには日本人を含む拉致被害者が多数存在する状況について詳細な報告がなされました。

 

 

日本をはじめ世界5カ国でいわゆる「脱北者」らに数多く聞き取りし、国際法の専門家によって報告書にまとめられました。米国に本部を置くNGO「ヒューマンライツウォッチ」の日本オフィスの代表で弁護士の土井香苗さんは、この報告書を「現代において類をみない悲惨な人権状況の中で光を待ちわびる人びとにとって、国際社会が救いの手を差し伸べる行動を起こす重要なきっかけを与えた 」と極めて高く評価しています。

 

 

 

すでに翻訳されている報告書は誤訳が見られ、ひっそりとネット上にアップされているだけです

 

日本の外務省は、この報告書をすでに日本語訳していますが、ひっそりとネット上にアップするだけで、これを広く国民に知らしめる努力を行っていません。また、コリア語の専門家が入っていないためか、誤訳が散見されるのも現状です。そこで、「ころから」は英語・コリア語の翻訳家と、北朝鮮人権状況に長年コミットしてきた人たちに、独自の翻訳作業を呼びかけ、1年半をかけて、ようやく全訳するに至りました。しかし、これを「本」として刊行するには、まだまだ力が足りません。

 

 

北朝鮮国内で行われている人権侵害の現状を広く知らせることが第一歩

 

ご存じのように、多くの日本国民が北朝鮮政府による拉致事件の被害者となりました。本報告書によると、1950年以降に、20万人もの人が韓国や日本から拉致された可能性があると指摘しています。また、拉致被害者の大部分は「敵対階層」であるとして僻地に送られた上、社会的地位の低さから1990年代の飢饉における「最初の犠牲者となった」と明記されています。

 

そして、重要なことは、これらの人権侵害について、北朝鮮政府はもちろん、日本を含む国際社会がアカウンタビリティー(真相究明と責任追及)を実行に移すべきだと結論付けていることです。しかし、未だに日本政府は北朝鮮政府、国際社会に対して、有効な手立てを講じることができずにいます。この状況を変えるためには、まず、北朝鮮国内で行われている人権侵害の現状を広く知らせることだと考えます。

 

翻訳担当者は、「この報告書には国連の叡智が集約されている」とコメントしています。国連の役割に懐疑的な人も、この論理的かつ詳細で、そして人権状況の改善への熱意にあふれた報告書に触れることで、その見方を変えることになるでしょう。「本」にして広めることで、北朝鮮政府、そして国際社会への大きな働きかけになると信じます。

 

 

 

 

報告書の構成

第1章 まえがき

第2章 国連の委託した任務と調査委員会の方法論

第3章 北朝鮮の人権侵害の歴史的・政治的背景

第4章 調査結果

第5章 人道に対する犯罪

第6章 人道に対する犯罪の責任追及

第7章 結論と国際社会への勧告

 

 


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