「自然釉の力は木の力」

こんばんは。皆様のおかげで昨日、目標金額まで到達することができました。

達成後皆様より温かいメッセージをたくさん頂き、自分事のように喜んで下さり、本当に胸が熱くなりました。

みなさまとの御縁に心より感謝いたしております。

そして、このプロジェクト公開期間も残すところ1日となりました。なんだかとても寂しく感じております。

 

今日は、窯の中で起きている神秘的なお話をすこし書かせていただきたいと思います。

少しの間、お時間を下さい。

 

 

「自然釉の力は木の力」

先日自然釉について少しお伝えさせていただきました。

窯の中で木を燃やすとき、木の持つエネルギーは高温の炎を生み、その木の灰は高温の炎によって融け自然釉となります。

更に温度が上がると、自然釉は作品に沿って流れ、時にガラス化します。

特に、木がどんどん焚かれ、窯の中の酸素が極端に少ない状態では、自然釉はヒスイやコバルトブルーにビードロ化し、まるで宝石のようになります。

 

 

窯の中は宝石ができる過程と同様の事が起きているのだと父は言います。

「火山が噴火して溶岩が流れ出し山の木々を倒す。倒された木々は溶岩の下で重なり合い、空気が無い状態で灰になり、ビードロ化して宝石となる。」

 

私は宝石がどのように出来るのか調べた事はありませんが、自然釉は宝石と同じくらい美しいと思います。

そして「自然釉や宝石にエネルギーを感じるのは、木の力が形を変えてそこに在るから」と言う父の言葉に、素直に「なるほど」と思ってしまいます。

 

 

自然釉には木の力が宿っている・・・木の生命力はすごい！