演奏会が無事に終了しました
6月25日に福士則夫作品展が無事終了しました。多くの方から現代音楽は面白いという感想をいただきました。また、高いクオリティの演奏に感動した、刺激を受けたという声もいただきまた。そのことは会場にいて1曲ごとに肌に感じた私自身が実感したことでもあります。14人の現代における一線級のパフォーマーが勢ぞろいしたコンサートを実現できたのは支援していただいた皆さまの熱意がなければ成立しませんでした。私にとって、また多くのご来聴いただいた皆さまにとって記憶に残る作品展が実現できた事を心から感謝申し上げます。
作品展は冒頭の3人奏者による超絶のトリオ、休憩前の会場に散らばった弦楽四重奏の呼び交わし、後半の別世界に誘われる独奏チェロ、新曲書き下ろしの4人の格闘する音響の「QUADRILLE」などと共に、次女のファゴット奏者の福士マリ子さんが「竜夢」を絶品の演奏で答え、また長女の小西紋野さんがこの作品展に合わせて蒔絵の指揮棒を会場ロビーに展示し多くの鑑賞者の目にとまり、まさに家族のサポートによって盛り上げて貰ったイヴェントになりました。また当日、このコンサートに合わせて会場で販売された全音楽譜出版社による楽譜、フルートとハープのための「カモメは岬を巡り」の楽譜は後半の名演の影響でしょうか、終演後には全て完売と聞きました。
このコンサートの予算は160万円で計画しましたがその内の80万円が演奏料になります。
皆様からご支援いただいた資金はコンサートにもっとも重要な演奏料として活用させていただきました。大きな負担が皆様のご協力によって軽減できたこと、心よりお礼申し上げます。リターンに関しては遠方の方には予定より遅くなりましたが、明日を持って全て発送は完了いたします。
以前にも情報発信いたしましたが、作曲家にとって作品が演奏されるためには様々な経費が発生いたします。今回クラウドファンディングに初めて挑戦しましたが、今までつながりのあった方々、また今回の企画に興味を持ってくださった方々だけでなく、未知の方々に対しても現在生まれている音楽作品が1人でも多くの方の耳に届くよう、こうした方法が普通のこととして広がっていくことを願っています。
ありがとうございました!