感染症対策

シェルターには全国各所の保健所から、犬が保護されて来ます。
何よりも怖いのが、パルボウィルス。
これは世界中の動物に関わる施設が「打倒パルボ！！」と必死でくい止めます。
ワクチンがあるので、きちんと接種し抗体が出来ている子には感染しません。
しかし、幼齢期の子犬達は母犬からの免疫が切れ、ワクチン接種を行って行きますが、抗体が出来るのに数ヶ月はかかります。
ウィルスが増殖するのは、低温、乾燥の為、冬場にこの感染症が爆発します。
部屋を暖かくして、加湿器などで湿度を保つ事が一番。

シェルターでは365日.ビルコンで消毒を徹底しています。

しかし、このパルボウィルスが入ってくる事はゼロではありません。
人にウィルスが付着して、人の移動によりどんどん広がって行きます。

6年前、某行政から保護した子犬から感染し、子犬達に一気に広がった事があります。
（老犬でもワクチンをしている子には感染しません）

下痢嘔吐から始まり、どんどん悪化して行きます。
特効薬は有りません。
沢山の子が命を落としました。

あれ以来、、、
打倒パルボ！！
消毒の日々が続きます。
老朽化してきた、シェルターで、どこまで感染を食い止めれるか？
作業する動線の確保も非常に大切です。
保護されてくる子達、全ての子の命を繋ぐ為、私達は皆様のお力をお借りして、クラウドファウンディングに挑戦し、より一層の感染症対策が出来るよう施設の改善に力を入れたいと思っております。