次々とTNR！にゃんこ亭のローリング作戦について説明します🐱

いつも応援いただきありがとうございます。

 

にゃんこ亭は、これまで久米島の野良猫たちに大規模なTNR・TNTAプロジェクトを行ってまいりました。

 

その方法は「ローリング作戦」として行っております。

ローリング作戦とは

久米島全土を32の集落で分割して、実施する集落の外猫や飼い猫を、一斉に不妊去勢手術を行い、徐々に実施地域をずらしながら、繁殖防止の不妊去勢手術を行う方法です。

 

以下の図の、赤色が完了エリアで、黄色が現在実施中のエリアとなります。白いエリアは未実施のエリアになります。

 

 

この作戦の流れとしまして

 

⚫︎1〜2ヶ月前　事前調査・慣らし作業

　　↓

⚫︎7〜10日前　保護捕獲開始

　　↓

⚫︎不妊去勢手術実施日（2〜3日間）

　　↓

⚫︎1〜2ヶ月間　後追い調査

⚫︎保護対象は1ヶ月の隔離ケア期間

 

となり、1プロジェクトを実施するにあたり、3〜4ヶ月の期間を必要としてます。

 

 

成功させる、要は事前の調査となります。

 

久米島現地のボランティア様の協力のもと、プロジェクト実施1〜2ヶ月前には、該当部落の猫さんの調査に入り、個体数の把握や飼い猫への指導、野良猫への捕獲機の恐怖心を無くす為の餌付け慣らしなどを行ってます。

 

それでも、捕獲しきれなかった猫さんたちなどの後追い捕獲など、3歩進んで2歩下がると言う様に、全部の集落を完了させるには、ここから先何年もかかります。でも、全集落を完了するとぐっと外猫は減ることが想定されると考えてます。

 

　

 

その将来を信じて、これからも大規模TNRを進めてまいります。

 

ちょうどプロジェクト開始時の7月に行き【第7回目TNR・TNTAプロジェクト】が終了しました。今回を通して、2年半で島内での手術は累計約450頭にものぼります。

　

 

 

 

 

今回のプロジェクトを通じて、新しいエイズキャリア専用の保護猫カフェが新設できましたら、約9割以上は久米島から輸送した猫達になると想定しています。

 

キャパシティの可能な範囲で、エイズキャリアの子たちやハンデのある子たちも外に戻さず保護し、久米島シェルターおよび東京の方に輸送しておりますが、まだまだ保護してあげたい子たちはたくさんいます。

 

まずは東京の新しいにゃんこ亭で、エイズキャリアの猫達もノンキャリアの子と変わらないこと、みんな個性豊かで愛らしい猫達であることを伝える場所になればと考えてます。

 

そして譲渡する機会をあげていき、一頭でも多くの猫達にしあわせな猫生をすごしてくれればと思います。

 

このプロジェクトのため、なんとしてでも第二目標を達成させて、しっかりとした医療を届け、猫達がストレス無い、人と猫が楽しく過ごせる環境を作ってまいりたいと思います。

 

後半戦も終わりが見えてきました！

いっそうの応援よろしくお願いいたします。